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ホンダ、V型8気筒300馬力エンジン搭載の新型大型船外機「BF300」

2025年5月7日 発表
新型大型船外機「BF300」:アクアマリンシルバーメタリック(左)、グランプリホワイト(右)

 本田技研工業は5月7日、4ストローク船外機「BFシリーズ」として、V型8気筒300馬力エンジンを搭載した大型船外機「BF300」を発売した。

「XDN」「XCDN」「UDN」「UCDN」の4タイプに、外装色は「アクアマリンシルバーメタリック」と「グランプリホワイト」を用意。価格は324万5000円〜333万3000円(グランプリホワイトは2万2000円高)。

 BF300は、船外機のフラグシップモデル「BF350」用に専用設計されたV型8気筒エンジンをベースとし、排気量4952cm3、最大出力300馬力を発揮するモデル。高出力でありながらレギュラーガソリンでの航行が可能なほか、O2センサーを使用し燃料噴射量を補正する空燃比フィードバック機能により高い燃費性能を実現させた。

 スタイリングは、「BF350」のデザインコンセプト「Noble Motion Form(ノーブル・モーション・フォーム)」を踏襲し、剛性の高いパーツ構成と上質感のあるフォルムに仕上げた。

 ホンダの船外機初搭載となる「3基掛け時の中央機ニュートラル制御機能」を採用。同機能は開発のベースとした「BF350」のECUの制御機能をアップデートし、エンジンのニュートラル制御を実現したことで、船外機を並列で3基搭載した船でも安定した定置旋回を可能にした。なお、同機能は「BF300」の発売以降、順次「BF350」にも搭載予定。

 そのほかにも「トリムサポート機能」「クルーズコントロール機能」「オートマチックチルト機能」といった操船サポート機能を採用、エンジンの耐久性や経済性が求められる漁業などのプロユースに加え、近年普及拡大している大型艇でのマリンレジャーなど、幅広いシーンでのニーズに応えるという。

新型大型船外機「BF300」:アクアマリンシルバーメタリック
新型大型船外機「BF300」:グランプリホワイト