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日産、経営再建計画「Re:Nissan」に新型「スカイライン」の投入計画

2025年5月13日 発表
開発体制の刷新として、「エンジニアリングコスト」「スリム化」「開発スピード」に注目した取り組みを実施

 日産自動車は5月13日、経営再建計画「Re:Nissan」を発表。同計画の中に、新型「スカイライン」、グローバルCセグメントの新型SUV、インフィニティの新型コンパクトSUVを投入する計画を明らかにした。

「Re:Nissan」では、2026年度までに自動車事業の営業利益およびフリーキャッシュフローの黒字化を目指すとともに、固定費と変動費で計5000億円のコスト削減(2024年度実績比)、人員を2万人削減し、車両生産工場を17から10へ削減するといった経営再建計画が公表された。

 同計画においては、リードモデルの開発期間を37か月、後続モデルの開発期間を30か月へと大幅に短縮する取り組みを進めていて、この取り組みで開発される車種に、新型「スカイライン」、新型グローバルCセグメントのSUV、インフィニティブランドの新型コンパクトSUVが含まれた。

 そのほか、開発体制の刷新として、エンジニアリングコストでは、グローバルでR&Dのリソースを合理化して、時間あたりの労務費を20%削減。また、グローバルなプラットフォーム数のスリム化を実施し、2024年度に13あるプラットフォームを、2032年度には9つに、そして2035年度までに7つとして46%削減、部品種類も70%削減を目指す計画も公表された。

商品戦略でスカイラインは「ハートビートモデル」と位置付けられる