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首都高、横浜環状北線の本線シールドマシンによる掘進作業が完了

2013年10月の「ナッピー号」に続き、「コッピー号」もゴール

3年以上に渡って続けられてきた掘進をまもなく終え、ゴールである到達立坑に掘り進む直前の「コッピー号」
2014年3月7日掘進完了

港北~生麦間の掘進工事で使われたシールドマシン。マシンの外径は12.49m、重量は約2000t

 首都高速道路は、2010年10月から作業を開始した「横浜環状北線」の本線シールドマシンによる掘進作業が、3月7日に終点となる子安台に到達したと発表した。

 横浜環状北線は、第三京浜・港北IC(インターチェンジ)と首都高の神奈川1号線・生麦JCT(ジャンクション)を接続する全長約8.2kmの路線として2007年12月から本格的な工事に着工。2年後の2016年度の完成を予定して整備を進めている。

 この全長約8.2kmのうち、約5.9kmは地下にトンネルを掘って建設され、約5.5kmがシールドトンネル区間となっている。2010年10月に新横浜に用意された「発進立坑(横浜市港北区新羽町)」を、生麦方面行きトンネルを掘進する「ナッピー号」、港北方面行きトンネルを掘進する「コッピー号」の2台のシールドマシンがスタート。ちょうど3年後の2013年10月に、ナッピー号がゴールとして設定された子安台の「到達立坑(横浜市神奈川区子安台一丁目)」に到達。これに続き、3月7日にコッピー号も到達立坑に到達し、本線シールドマシンの掘進が全て完了した。

 今後は、掘進作業の完了したシールドトンネル区間で、道路面となる床版や防災設備の設置作業が進められ、2年後の開通を目指していく。

(編集部:佐久間 秀)