SUPER GT第2戦富士は12号車 カルソニックIMPUL GT-Rが優勝

サバイバルレースとなったGT500クラスを制した12号車 カルソニックIMPUL GT-R。途中接触などもあり、左フロントフェンダーにダメージを負っている

　静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、5月3日～4日の2日間にわたり、SUPER GT第2戦となる「FUJI GT 500km RACE」が開催された。晴天の中で行われた4日の決勝レースは、シリーズの中でも2番目に長い500kmレースということもあり序盤に2度のセーフティカーが導入されるなど荒れた展開で耐久レースの様相を呈することとなった。

　こうした展開の中、GT500クラスを制したのは12号車カルソニックIMPUL GT-R、GT300クラスは4号車グッドスマイル初音ミクZ4で、4号車グッドスマイル初音ミクZ4はGT300クラスを開幕戦から2連勝する結果となった。

壮絶なサバイバルレースとなったGT500クラス

　GT500クラスは序盤に3台のGT-R（12号車カルソニックIMPUL GT-R、23号車MOTUL AUTECH GT-R、46号車S Road MOLA GT-R）が激しく争うレースになったが、19周目に本山哲がドライブする46号車S Road MOLA GT-Rの左フロントから出火してリタイヤ、69周目に松田次生がドライブする23号車MOTUL AUTECH GT-Rがトラブルでスローダウンして周回遅れとなる展開。生き残った12号車カルソニックIMPUL GT-R（ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信）が、終盤に一度スローダウンするなど決して盤石な走りではなかったが、2位以下を大きく引き離して優勝を飾ることとなった。2位は1号車ZENT CERUMO RC F（立川祐路/平手晃平）、3位は6号車ENEOS SUSTINA RC F（大嶋和也/国本雄資）。

GT300クラスは4号車グッドスマイル初音ミクZ4が開幕2連勝

　GT300クラスは、スタートからポールポジションを得た3号車B-MAX NDDP GT-Rがリードしたものの、2回予定されているピットストップを終えてみると、トップにいたのは0号車MUGEN CR-Z GT（中山友貴/野尻智紀）。2回目のピットストップを終えた段階で勝負あったかと思ったが、104周目にMUGEN CR-Z GTはダンロップコーナーでスピンを喫し、2位にいた4号車グッドスマイル初音ミクZ4（谷口信輝/片岡龍也）、3位にいた11号車GAINER DIXCEL SLS（平中克幸/ビヨン・ビルドハイム）が1位、2位に繰り上がる展開に。両車は最終周まで激しく争ったが、4号車グッドスマイル初音ミクZ4、11号車GAINER DIXCEL SLS、0号車MUGEN CR-Z GTの順でゴールすることになった。

●GT500クラスの順位（暫定）
1位　12号車 カルソニックIMPUL GT-R（安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ）
2位　1号車 ZENT CERUMO RC F（立川祐路/平手晃平）
6号車 ENEOS SUSTINA RC F（大嶋和也/国本雄資）

●GT300クラスの順位（暫定）
1位　4号車 グッドスマイル 初音ミク Z4（谷口信輝/片岡龍也）
2位　11号車 GAINER DIXCEL SLS（平中克幸/ビヨン・ビルドハイム）
3位　0号車 MUGEN CR-Z GT（中山友貴/野尻智紀）