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スバル、水平対向エンジン生産累計1500万台を達成

「シンメトリカルAWD」の生産累計も1月に1400万台を記録

2015年2月17日発表

現行レガシィに搭載する水平対向エンジンFB25型
スバル1000に搭載した水平対向エンジンEA52型(1966年)

 スバル(富士重工業)は2月17日、水平対向エンジンの累計生産台数が1500万台を達成したと発表。OEMを含むが、同社の小型乗用車「スバル 1000」への初搭載から49年目での達成となった。

スバル1000 4ドアスタンダードセダン(1966年)
レオーネ 4WDエステートバン(1972年)
レオーネ 4WDエステートバン(1972年)

 また、1972年9月発売の「スバル レオーネ4WDエステートバン」で初搭載された「シンメトリカルAWD(All Wheel Drive)」の生産累計台数も、先月で1400万台を達成している。

 スバルが採用する水平対向エンジンは、ピストンが左右に向き合う形で配置され、エンジン全高が低く、車体の低重心化につながり、高い走行安定性やハンドリング性能に寄与するといい、また、縦置きに配置した水平対向エンジンと組み合わされるシンメトリカルAWDは、左右対称のパワートレーンによる重量バランスのよさから、安定した高速走行を実現する。

シンメトリカルAWD
新型レガシィ AWD

 スバルでは、長年に渡り水平対向エンジンにこだわり続けてきたが、シンメトリカルAWDとともに、スバルの安全思想と走る愉しさを支える中核の技術と位置づけ、今後も「確かなクルマづくり」と「安心と愉しさ」を提供していくとしている。

(椿山和雄)