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アウディ ジャパン、ディーゼル車の排出ガス問題について「お客様と社会からの信頼を得ることがもっとも重要」

「EA189」ディーゼルエンジン搭載車の正規輸入はゼロ

2015年10月2日発表

 アウディ ジャパンは10月2日、米国で発覚した独フォルクスワーゲン・グループの排出ガス規制に対する不正行為問題について、日本法人としての声明を発表した。

 代表取締役社長の大喜多寛氏による声明では、「お客様に多大なご心配とご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません」と陳謝するとともに、今回の問題で対象になっている「EA189」ディーゼルエンジン搭載車の正規輸入モデルが日本には導入されていないことを報告。そのうえで、今回の問題にフォルクスワーゲングループとして全力で取り組んでいることなどが述べられている。

 以下に声明の内容を原文で記す。


先般より報道されております一部のディーゼルエンジン(型式EA189)に搭載されている特定のソフトウェアに関する問題の解明のため、現在フォルクスワーゲングループでは全力を挙げて取り組んでいます。当該ディーゼルエンジンを搭載したアウディ車で、弊社が日本へ正規輸入したものはございません。しかしながら、お客様に多大なご心配とご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。

何よりもお伝え申し上げたいのは、お客様からの信頼を得ること、そして社会からの信頼を得ることが、現在も将来においても、弊社にとって最も重要であるということです。皆さまからの信頼を回復すべく、弊社はすみやかにすべてのご懸念事項に対応してまいります。

(編集部:小林 隆)