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ホンダ、二輪車の世界生産累計5億台を達成

2025年5月22日 発表
ホンダの本格的な二輪車の第1号モデル「ドリームD型」(1949年)

 本田技研工業は5月22日、同社の二輪車世界生産台数が2025年5月初旬に累計5億台を達成したと発表した。1949年に「ドリーム D型」で二輪車の量産を開始して以来76年目での達成となった。

 ホンダは1948年に創業。1949年に「ドリーム D型」で二輪車の量産を開始して以降、1963年には初の海外生産拠点であるベルギーで二輪車の生産を開始し、以降「需要のあるところで生産する」という基本理念に基づき、世界各地で事業を展開。1997年に二輪車の生産累計1億台を達成して以来、2008年には2億台、2014年には3億台を達成してきた。また2018年には、年間生産台数が初めて2000万台を超え、2019年には生産累計4億台を達成した。

 現在では、日常の生活に使われるコミューターから週末のレジャーに使われる大型モデル、電動車まで幅広い商品ラインアップを展開。23の国と地域、37の生産拠点において年間2000万台を超える生産能力を持ち、3万店以上のホンダ販売店を展開している。

 本田技研工業 取締役 代表執行役社長 三部敏宏氏は「ホンダにとって二輪は祖業であり、かつ現在も重要な基幹事業です。その二輪事業において、多くの製品やサービスを通じてお客さまからの信頼を積み重ねてきたことにより、このたび5億台の累計生産台数を達成することができました。お客さまをはじめ、開発から生産、販売、サービスに至るまでこのマイルストーンの達成に携わった全ての皆さまにお礼申し上げます。これからもホンダは、世界中のお客さまの『喜び』の拡大の実現にむけてチャレンジし続けてまいります」とコメントしている。

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