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コンチネンタル、クルマのサイドウィンドウに映像投影する「ウィンドウプロジェクション」

2025年5月21日~23日 開催
入場無料(登録制)
クルマのサイドウィンドウに映像を投影する「ウィンドウプロジェクション」。配車アプリなどで迎車した際のメッセージ

 神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」が5月21日~23日の会期で行なわれている。入場料は無料(登録制)。

 コンチネンタル・オートモーティブは展示ホール392にブースを設置し、同社の製品などを展示。ブース中央にあるクルマのサイドウィンドウに映像を投影する「ウィンドウプロジェクション」を紹介している。

クルマのサイドウィンドウに映像を投影する「ウィンドウプロジェクション」。スポーツチーム情報の表示

 投影されるサイドウィンドウは、フィルムを内蔵して透過と非透過を切り替えられる仕組みを搭載しており、そこにコンチネンタルが用意した13×9×4cmほどの投影ユニットを車内の天井に設置して投影する。

クルマの充電量
ルート表示
クルマを降りたあとのメッセージ

 投影されるコンテンツは、デモではスポーツチーム情報や車両の充電状況、そして、配車アプリで利用した場合は、運転手からの歓迎メッセージなどを表示することができる。迎車として来るクルマの、これから乗り込むドアのウィンドウに表示があれば、迷うことなく乗ることができる。

 投影は車内に誰もいない場合に映し出すことを想定する。これは、車内に人がいた場合には外が見えなくなってしまうことと、万一、ユニットをのぞきこんで直接、投影の光を目に入れてしまうことがないようにするため。投影タイミングも停車中を想定する。

投影するときは非透過状態にして投影する
通常は透明にすることができる

 現在のデモ機はLEDを光源としているが、将来的にレーザーに置き換えてより高輝度、より広い範囲に映し出すことも検討しているという。

投影ユニットは車内側の天井を想定する

 ブースではそのほか、フューチャー・ブレーキ・システムとして、バイワイヤー油圧、セミドライ、全く作動油を使わないフルドライのブレーキシステムの概要を展示し説明しているほか、SDVなどコンチネンタルのソリューションを展示した。

フューチャー・ブレーキ・システムの展示は現物はなく、パネルで説明を見る展示。説明員もいて話を聞くこともできる
SDVの展示
コンチネンタル・オートモティブのブース