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ベントレー、ベンテイガで最もパワフルでダイナミックな「ベンテイガ スピード」 15%剛性を高めた新SPORTモード搭載
2025年6月3日 15:08
- 2025年6月2日(現地時間)発表
英ベントレーモーターズは6月2日(現地時間)、ベンテイガ史上最もパワフルでダイナミックな新型「ベンテイガ スピード」を発表した。
エクステリアは他のモデルとは一線を画す、印象的なデザインを採用。ダークティント仕上げのブライトウェアに加え、フロントドア前端にはクロームのSpeedバッヂがあしらわれ、22インチの専用ホイールはダークティントまたはシルバーから選択可能。
ヘッドライトはスピード専用デザインを採用していて、内部構造とベゼルにダークティントを施すことで、より引き締まった表情を演出。テールランプも同様に、グレーのレンズとダークティントのベゼルが組み合わされ、リアビューに独自の存在感をもたらしている。
さらに、ベントレー史上初めて、カーボンセラミックブレーキを指定すると23インチのスピード専用ホイールがオプションで選択可能となり、色はグレーサテン、ブラック、ブラック×ブライトマシンの3種類から選べる。ブレーキキャリパーは全7色の鮮やかなアクセントカラーを用意。スピード・ブラックルーフもベンテイガスピード専用オプションで、ボディカラーに応じてグロスまたはサテン仕上げを選べる。
インテリアは、標準装備としてスピード専用のドライバーインフォメーションディスプレイに加え、助手席側フェイシアおよびドアシルプレートにはSpeedバッヂがあしらわれる。シートにはSpeedロゴの刺繍が施され、ベントレーならではのブルズアイスタイルのエアベント、オルガンストップ、センターエアベントには、標準のクローム仕上げに加え、ダークティント仕上げも選択可能という。
シートショルダーパネル、ドアの内側、そして4座仕様ではリアシート背面にまで、新たに開発したプレシジョン・ダイヤモンドキルトを採用し、繊細かつ立体的な美しさが広がっている。カラーコーディネートもスピード専用のカラースプリットが採用されており、落ち着きある濃色のセカンダリーレザーを基調に、シートの外周部やドアトリム、インストルメントパネル側面には、メインカラーが巧みにアクセントとして配されている。
パワートレーンは、最高出力650PSと最大トルク850Nm/2250~4500rpmを発生する新開発のV型8気筒4.0リッターツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.6秒、最高速310km/hを実現。
また、標準装備となったスポーツエキゾーストシステムは、リアディフューザーから現れる2本の楕円形テールパイプで、ハイパワーV8エンジンの個性を際立たせる豊かで力強いサウンドを響かせるほか、より強い響きのサウンド体験を求めるユーザー向けに、オプションでチタン製アクラポビッチ・エキゾーストシステムを用意している。
搭載する3つの走行モードのうち、「COMFORTモード」と「BENTLEYモード」は、従来モデルと同様のチューニングが施されていて、日常使いから長距離のグランドツーリングまで快適かつ洗練されたドライビングを楽しめる。
一方「SPORTモード」は大幅に進化。ステアリング応答性、ロードホールディング性能、ドライバーとの一体感が飛躍的に向上し、サスペンションの減衰特性は従来のベンテイガV8モデルと比べて15%の剛性強化が図られている。この進化したSPORTモードによって、ドライバーはV8エンジンのポテンシャルをコーナリング時に引き出すことが可能となり、ブレーキ、トルク、ベクタリングがもたらす鋭いターンイン性能を体感できるという。
また、ブレーキ性能とドライバーエンゲージメントを極限まで高めるオプションの「カーボンセラミックブレーキ」を選択すれば、SPORTモードにおいてESCダイナミック設定が有効となり、ESC(電子制御スタビリティコントロール)の介入が緩和。ダイナミックなドリフトアングルやパワーオン時のオーバーステアといった、エキサイティングな走りが可能になる。なお、ESCダイナミックプログラムには、ベンテイガとして初となるローンチコントロール機能も組み込まれている。
さらに、全輪操舵(All-Wheel Steering)を新たに標準装備。低速~中速域では前輪とは逆方向に後輪を操舵することで、車体の小まわり性能が格段に改善。高速走行時には前後輪が同じ方向に操舵されることで、優れた直進の安定性を実現している。












