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豊田合成、開発中の「自動二輪車用エアバッグ」で実車の衝突試験実施

2025年6月11日 発表
今回の衝突試験

 豊田合成は6月11日、同社で開発を進める「自動二輪車用エアバッグ」について、実車での衝突試験を行なったと発表した。同社では「自動二輪車用エアバッグ」について、早期の市場投入を目指していて、試験で得た知見を基に自動二輪車の乗員保護技術に取り組んでいく。

 自動二輪車などの事故でグローバルでは年間約36万人が亡くなっているという。同社ではその乗員保護を重要なテーマの1つに位置付け、自動二輪車の限られたスペースにも搭載可能で保護性能の高いエアバッグの開発を行なっている。

 今回の試験では、自動二輪車の正面衝突時のエアバッグの開き方や乗員の身体の受け止め方を検証。今後は実際の環境下での試験やシミュレーション技術を活用し、四輪車の衝突事故とは異なる状況での乗員保護の課題解決に向けて継続的に開発を進めていくとしている。