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三菱自動車、「トライトン」でXCRスプリントカップ北海道に出場する「圭rallyproject」「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」の参戦サポート

2025年6月13日 発表
「圭rallyproject」竹岡圭代表、参戦車両

 三菱自動車工業は6月12日、同社のピックアップトラック「トライトン」でXCRスプリントカップ北海道に出場する「圭rallyproject」と「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」の2チームに対して参戦サポートと技術支援を行なうと発表した。

 XCRスプリントカップ北海道は、北海道の山間部を舞台としてピックアップトラックやSUVなど幅広いクラスの車両で競われるラリーで、2025年のXCRスプリントカップ北海道は全6戦で、第3戦のARK ラリー・カムイ(7月4~6日、ニセコ町)、第4戦のRALLY HOKKAIDO(9月5~7日、帯広~陸別)は、日本自動車連盟(JAF)が主催する全日本ラリー選手権との併催となり、有力な選手やさまざまな車種が参戦することから注目が集まる大会。

 モータージャーナリストの竹岡圭氏が率い自らドライバーとなる「圭rallyproject」、俳優の哀川翔氏が監督を務め、プロドリフトドライバーの川畑真人氏がハンドルを握る「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」は、全日本ラリー選手権との併催となる第3戦と第4戦に参戦。いずれも山間部の林道や砂利道などの未舗装路で競われるハイスピードのラリーであり、操縦性や走破性、耐久信頼性が問われる。

 三菱自動車では、アセアン最大規模のクロスカントリーラリーであるアジアクロスカントリーラリー(AXCR)に2022年より参戦し、「トライトン」の将来の商品力向上のための技術検証を実施してきた。今回、そこで得られたノウハウを活用し、上記2チームに対し、エンジンレスポンスの向上や、オートマチックトランスミッションのシフトパターン最適化などの技術支援を行ない、上位入賞をサポートする。

 圭rallyproject竹岡圭代表は「『いくつになってもチャレンジはできる!』『モータースポーツを日本の文化にしたい』この2つのスローガンを掲げて、2016年秋に『圭rallyproject』を立ち上げ、2017年から全日本ラリー選手権に参戦してきました。そして昨年2024年に『いつかは三菱車でラリーを!』という夢が実現し、三菱自動車様やTOYO TIREさまをはじめ、多くの方々にご協力をいただいたお陰で、XC2クラスでARKラリー・カムイは3位、RALLY HOKKAIDO では4位に入賞することができました。今年は、モモトン(『トライトン』圭rallyproject仕様車)の戦闘力がアップされましたので、これまでの参戦経験をフル活用し、更に上位を目指して活動してまいります。温かい応援をよろしくお願い申し上げます」とコメント。

「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」哀川翔総監督、参戦車両

 FLEX SHOW AIKAWA Racing哀川翔総監督は「昨年から三菱『トライトン』をXCRスプリントカップ北海道に投入しましたが新型車ということで改造パーツに限りがあり、思うようなラリーカーには仕上がりませんでした。しかし今年は多くの方々のサポートがあり大幅に車両が改良されスムーズで走りやすいマシンに仕上がったことを確認しました。テストで川畑選手が操るマシンに同乗しましたが、川畑選手の上手さも相まって特にコーナー進入の滑らかさや、エンジンパワーやトルク感を感じることができました。この三菱『トライトン』のラリーカーとしての出来ならば自分も運転してみたくなるほどです。今からXCRスプリントカップ北海道の参戦、特にRALLY HOKKAIDOは昨年のリベンジを果たすのが楽しみです。川畑くんの実力なら完走さえすればTOPを取れると思っていますので期待してください!! よろしく!」とコメントしている。