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いすゞ、「エルフ」「エルフミオ」の4WDモデル登場

2025年7月1日 発表
写真はエルフ 4WD(SEカスタム)

 いすゞ自動車は7月1日、小型トラック「エルフ」4WDをフルモデルチェンジし、「エルフミオ」4WDを新たに追加して販売を開始した。価格は、エルフ SGグレード ADASスタンダードで749万6500円、エルフミオ SGグレードで463万6500円。

「エルフ」4WDは、フルモデルチェンジによりキャブの内外装を刷新、9速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)ISIMを採用した。4JZ1エンジンとの組み合わせによりJH25モード燃費基準値に対して全車+5%を達成、中でもISIM搭載車では+15%を達成しており、ディーゼル小型トラックとして唯一、重量税免税・自動車税非課税の対象となった。

 また、ブレーキ作動対象を拡大した交差点プリクラッシュブレーキ(右左折時)や、「車線内停止」を実現するドライバー異常時対応システム(EDSS)の採用など、先進安全装置の検知性能の向上や機能の拡充を図った。

エルフミオ 4WD

「エルフミオ」4WDは、AT限定の普通免許で運転できる国内唯一の4WDディーゼルトラックとして新たに市場投入。1.9リッターディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載し13.5km/L(JC08モード)を実現、クラスで唯一、中量車燃費基準を達成した。積載1.5トンクラスに十分な出力(最高出力88kW/最大トルク320Nm)を確保し、6速ATとの組み合わせにより、スムースな走行フィーリングを実現するという。

 4WDモデルの拡充により、積雪路などでも優れた走行安定性と高い走破性を実現。最大積載量は1.05トンを確保しつつ、平ボディやバン、温度管理車など幅広い架装物に対応。加えて、消防車架装にも対応可能で、官公庁や自治体、消防団等のニーズにも応えた。