プジョー、48Vマイルドハイブリッド搭載「408 GT ハイブリッド」 新開発ガソリンターボ搭載

プジョー「408 GT Hybrid」

　プジョー（Stellantisジャパン）は7月15日、新開発のハイブリッドパワートレーンを導入した「408 GT Hybrid」を発売した。価格は529万円。

　408は、従来のカテゴリーに収まらない革新的なファストバックデザイン、上質でゆったりとしたインテリアスペース、路面をしっかりとホールドする安心感、しなやかな走りを備えたCセグメントモデル。今回、新開発のハイブリッドパワートレーンを搭載することで、独創的なデザインに快適な走行性能を備え、日常のドライブをより効率的に、より上質に変える1台とした。

　ハイブリッドシステムには新開発のガソリンターボエンジンと、電動モーターを内蔵した6速DCTを組み合わせた、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。新エンジンはタイミングベルトを強度の高いタイミングチェーンに変更して耐久性を向上したほか、ミラーサイクルの採用により高効率運転を実現した。加えて、ターボチャージャーのジオメトリー可変領域の拡大や、ローラー式バルブリフターによる摩擦低減、インジェクターの高圧化（最大噴射圧35MPa）などの改良も施されている。新エンジンは従来のエンジンと比較して、最高出力が6PSアップし、システム合計出力は145PSに向上している。

　マイルドハイブリッドパワートレーンは、電動モーターのアシストにより、発進停止時の振動が抑制され、低速からの力強いトルクの立ち上がりとともにスムーズで心地よい加速が味わえるとのこと。走行状況によっては約30km/hまで電気による走行ができ、信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50％はエンジンを使用しない状態となり実用燃費を向上させた。なお、ガソリンエンジンモデルと比較して、22％超の燃費性能改善を実現している。