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スーパーフォーミュラ金曜日パートナーデイ、上野禎久社長は本田宗一郎氏と豊田喜一郎氏の言葉をオープニングに紹介
2025年7月20日 07:02
- 2025年7月18日 開催
スーパーフォーミュラを開催するJRP(日本レースプロモーション)は7月18日、富士スピードウェイで、自動車産業・モータースポーツ関連企業のビジネス交流会や学⽣向け合同就職説明会を展開する “金曜日パートナーデイ”を開催した。
自動車産業界とのビジネス交流会「技術セッション」では、「A2RL 自動運転フォーミュラレースへの挑戦」と題してTGMGPチーム代表の池田和広⽒、「宇宙開発を支えるモータースポーツの技術」と題して実業家の堀江貴⽂⽒、「AIを超えた人工自我搭載フォーミュラマシン」と題して東京大学医学部 客員研究員の光吉俊二⽒が登壇する基調講演が実施された。
また、ホンダ・レーシング 四輪レース部レース運営室 室長の桒田哲宏氏、トヨタ自動車 TGR グローバル MSディレクターの加地雅哉氏、インプレス 執行役員 コンシューマメディア 事業部 事業部長の谷川潔氏が登壇するトークセッション「モビリティ×スーパーフォーミュラの未来」を展開。
そのほかにも「技術セッション」には、出展企業として「さくらインターネット株式会社」「東京⼤学」「富⼠通株式会社」「株式会社インターネットイニシアティブ / 株式会社IIJエンジニアリング」「株式会社M-TEC/トーテックアメニティ株式会社」「KDDI株式会社」「株式会社トヨタ ガズーレーシング ディベロップメント(TGR-D)」「エクストリームーD 株式会社」「VANTIQ株式会社」が参加して、それぞれの企業の取り組みを紹介していた。
“金曜日パートナーデイ”開催のあいさつとして登壇した、日本レースプロモーション 代表取締役社⻑ 上野禎久氏は、日本の自動車産業の黎明期からモータースポーツの存在意義は「走る実験室」にあることを紹介。
「レースは走る実験室」という本田技研工業の創業者 本田宗一郎氏の言葉、 また「日本の自動車製造事業にとって 耐久性や性能試験のため オートレースにおいて その自動車の性能のありったけを発揮してみて その優劣を争うことに改良進歩が行なわれ モーターファンの興味を沸かすのである」「単なる興味本位のレースではなく 日本の自動車製造業の発達に必要欠くべからずもの である」というトヨタ自動車創業者の豊田喜一郎氏の言葉が紹介された。
上野氏は「自動車産業は日本の基幹産業でありますし、現在100年に1度の大変革期を迎えていると言われております。おそらく、私たちが子供のころに出会ったころとは違った、クルマの持つ可能性や価値はどんどん多様化して、モノとコトの連携が欠かせない。またクルマ作りも、もはや自動車産業だけでは完結しないことがたくさんあると思うのです。そういった時代にわれわれがモータースポーツの現場を“走る実験室”として皆さまにお伝えして、この日本のクルマカルチャー、文化を皆さまとともに盛り上げていきたい、そういった思いでイベントを開催させていただきました」と、金曜日パートナーデイ開催の狙いを話した。













