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軽トラ市の応援で地域の活性化！ 自工会副会長鈴木俊宏氏が「軽トラ市 in ジャパンモビリティショー2025」開催をアピール
2025年10月22日 19:16
- 2025年10月22日 開催
日本自動車工業会は10月22日、自工会副会長で軽自動車委員会 委員長を務める鈴木俊宏氏（スズキ代表取締役社長）が出席するメディアミーティングを開催。「ジャパンモビリティショー2025」のプログラムとして、11月8日に実施される「軽トラ市 in ジャパンモビリティショー2025」の開催をアピールした。
軽トラ市は、軽トラックの荷台に食料品、衣類、雑貨などの商品を陳列し、販売する臨時の市のことで、岩手県雫石での発祥後、全国各地へと広がっているという。
「ジャパンモビリティショー2025」の会期中、11月8日10時〜16時に開催される「軽トラ市 in ジャパンモビリティショー2025」では、東京ビッグサイトの近くにある、シンボルプロムナード公園イーストプロムナード 石と光の広場を会場にして、岩手県、福島県、千葉県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、宮崎県、東京都から11団体、計38店が出店。自工会に参画する企業や系列の販売会社の出店を含めて、総勢56台が出店する。
今、日本では少子高齢化、地方の人口減少といった問題があり、シャッター街となってしまった商店街を活気づけるため、地元の人が知恵を出し合って始めた取り組みである「軽トラ市」の魅力を体験してもらうのが狙いとなる。
自工会参画企業からは、スズキは「輪島朝市復興軽トラ市」として、輪島とリモート中継を交えながら軽トラ市スタイルで4台を出店。また、三菱自動車は災害時のBEV活用を提案。ダイハツ、日産、本田技研工業もデジタル技術やBEVによる電力を活用した、未来の軽トラ市の新たな形を提案する。
10月22日に開催されたメディアミーティングには、鈴木副会長のほか、自工会 軽まつり分科会 分科会長の鈴木智博氏（ダイハツ工業株式会社 営業CS本部 流通企画部 部長）、自工会 常務理事の江坂行弘氏、愛知大学 地域政策学部 教授・三遠南信地域連携研究センター長の戸田敏行氏らが出席。軽自動車委員会のこれまでの取り組みや軽トラ市の紹介、軽トラ市の見どころなどが紹介された。
鈴木副会長からは「自動車業界を挙げて軽トラ市を応援したいとの思いから、2021年に軽まつり分科会を設立いたしました。まずは軽トラ市を主催されている団体の皆さまから直接意見を伺うことから始め、各地の軽トラ市への出展支援、全国の軽トラ市の開催情報を掲載する全国軽トラ市情報特設サイトの立ち上げなどの告知支援を行なってまいりました。さらに軽トラ市の認知拡大を目的として、2023年のジャパンモビリティショーでは自工会主催の『軽トラ市 in JAPAN Mobility Show 2023』を開催いたしました。これにより、軽トラ市をご存知でない都市圏在住の方々をはじめ、全国の皆さまに軽トラ市の魅力をお伝えすることができました」と、自工会がこれまでに行なってきた取り組みについて報告された。
また、「震災によって被害を受けた輪島朝市の復興を応援すべく、この8月末に開催された『復興輪島朝市×全国軽トラ市in輪島』におきましても、地元の軽自動車協会さまと連携し、盛り上げに協力させていただきました。このご縁で、今回の『軽トラ市 in ジャパンモビリティショー2025』にもご出席をいただきます」と、輪島朝市の復興を支援するイベントにもなることが紹介された。
鈴木副会長は「私たちが目指すのは、軽トラ市の全国各地への普及、活性化と、軽トラ市が一層便利で身近になるような新しい形の創造提案です。軽トラ市の応援は、自工会の活動だけでは十分ではありません。各地域の販売会社も一緒になり、連携していくことが何よりも重要です。ディーラーと軽トラ市が繋がることで、全国津々浦々の軽トラ市をご支援し、地域を盛り上げていきたいと考えております」との思いを話した。
