イベントレポート

ジャパンモビリティショーで「軽トラ市」を11月3日開催 入場無料エリアに各地の食やグッズが軽トラで集結

2023年11月3日 開催

スズキブースのオフィシャルグッズコーナーでは、軽トラに商品を満載して「軽トラ市」のイメージで出店している

「軽トラ市 in ジャパンモビリティショー 2023」が「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開日:10月28日~11月5日、場所:東京ビッグサイト)の会期後半の祝日となる11月3日の10時~16時に開催される。

 日本自動車工業会と各軽自動車メーカーも応援し、日本自動車工業会で軽自動車委員会委員長を務めるスズキ 代表取締役社長の鈴木俊宏氏が当日の来場を呼びかけた。

11月3日に東京ビッグサイトと国際展示場駅の間で開催

 開催される「軽トラ市」は主に軽トラックの荷台に食料品、衣類、雑貨などの商品を陳列し、露店に見たてて販売する臨時の市のこと。11月3日はジャパンモビリティショーの屋外展示として50台以上が集合して開催する。

 場所は東京ビッグサイトと国際展示場駅を結ぶシンボルプロムナード公園 イーストプロムナード 石と光の広場。ジャパンモビリティショーのイベントではあるが、会場外となるため入場料等はかからない。

開催場所は国際展示場駅から東京ビッグサイトまで向かう正面の道(撮影日は別のイベントを開催)

 ブースは一般の物販などが40ブースと自動車メーカーや販売会社など15ブースが広場に並び、国際展示場駅からジャパンモビリティショーのメイン会場である東京ビッグサイトへの行きや帰りに気軽に立ち寄ることができる。また、ジャパンモビリティショーは途中の一時退出も可能なため、気分転換に訪れることも可能となる。

出店マップと出店者(一部)

 物販のブースは東京や静岡からの出店が多いが北は岩手県、南は沖縄県から参加する。各地名産の食が中心だが、音楽パフォーマンスや浜松市から「どうする家康」オフィシャルグッズの販売などもある。

 また、メーカーや販売会社のブースでは子供向けのワークショップや軽EVの給電実演、愛知大学とのコラボ企画、リモートでつながる軽トラ市、アンケート回答で会場で使えるクーポン券のプレゼントなどもある。

軽トラ市の開催実績

軽トラはインフラの役割を担っている、自工会をあげて盛り上げたい

 スズキのブースで行なわれた軽トラ市のカンファレンスでは、軽自動車委員会委員長の鈴木俊宏氏と、日産自動車、スズキ、ダイハツ工業、本田技研工業、三菱自動車工業の各メーカーの委員会メンバーが参加して軽トラ市について説明した。

鈴木俊宏氏はスズキの社長としてではなく、日本自動車工業会 軽自動車委員会委員長として登壇、メーカーの境を超えて軽トラ市の盛り上げを訴えた

 鈴木氏は「日本で使われている軽自動車は3000万台以上あり、特に公共交通機関の利用しにくい地域などで活躍している。まさに地域のインフラの役割を担っている」と軽自動車の重要性を指摘。軽トラ市は「人と人との距離が近く、スーパーやコンビニとは違い、人と人とのつながり、温かみを感じることができる」と特徴を語った。また「日本自動車工業会をあげて軽トラ市を盛り上げたい」とした。

 また、各社の委員も登壇し、実際に軽トラ市に足を運んで買い物をしているというスズキの鈴木敏明氏や、軽EVの給電デモを行なうという日産の神田氏と三菱自動車の西本氏、リモートでつなぎ未来の軽トラ市を実現するというダイハツの田代氏、さらにデジタルが融合したお絵描きコーナーを設置するホンダの藤井氏が、軽トラ市への来場を呼びかけた。

軽自動車委員会メンバー、左から三菱自動車工業株式会社 国内営業本部国内企画部担当部長 西本篤史氏、本田技研工業株式会社 日本統括部販売部 渉外担当部長 藤井隆行氏、ダイハツ工業株式会社 営業CS本部国内企画部部長 田代勝己氏、スズキ株式会社 取締役専務役員 兼 国内営業本部長 鈴木敏明氏、日産自動車株式会社 常務執行役員 神田昌明氏
正田拓也