ニュース
スズキ、新型クロスオーバーモデル「SV-7GX」発表 「SV650」シリーズのVツインエンジン採用
2025年11月5日 12:45
- 2025年11月5日 発表
スズキは、水冷4サイクルのV型2気筒DOHC 645cm 3 エンジンを搭載するクロスオーバーモデルの新型「SV-7GX」をイタリア・ミラノで開催されるミラノショー「EICMA 2025」(会期:11月4日〜9日)で発表した。
新型SV-7GXは、2026年から北米・欧州を中心に各国で順次販売が開始されるクロスオーバーモデル。上位モデルであるスポーティな「GSX-S1000GX」のコンセプトやアグレッシブなデザインを踏襲し、ストリートモデルのスポーツ性とアドベンチャーモデルの快適性を融合させた。
「SV650」シリーズのVツインエンジンを採用することで軽快な走行性能を確保しながらも、アップライトなライディングポジションやリヤキャリア、3段階に調整可能なウィンドスクリーン付きハーフカウル、ナックルカバーなどを標準装備し、ツーリングでの快適性を追求した。
さらに、道路状況やライダーの技量に合わせ、エンジンの出力特性を調整できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、タイヤの空転を検知してエンジン出力を制御するトラクションコントロール、双方向クイックシフトなど、安心で快適なライディングをサポートする電子制御システム「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」を搭載。
剛性と柔軟性を兼ね備えた軽量なスチール製のトレリスフレームや、スリムでコンパクトなVツインエンジン、疲れにくく足つきのよいシートを組み合わせることで、長距離ツーリングでの快適性と普段の街乗りでの安心感を両立させた。また、明るさと広い配光を両立した小型プロジェクターライトや17.4Lの燃料タンクを装備し、利便性を高めた。
デザインは、ダイナミックなプロポーションで、スポーツバイクのような流麗でアグレッシブさを表現したスタイリングとし、車体色は、スズキのオンロードバイクのイメージカラーのブルー、スタンダードなブラックに加え、ベーシックかつファッション性を兼ね備えたグレージュを加えた3色を設定した。
スズキ代表取締役社長 鈴木俊宏氏は「スズキは、『By Your Side』をコーポレートスローガンとし、お客さまの生活に寄り添うインフラモビリティを目指しています。クロスオーバーモデルの新型『SV-7GX』は、街中での普段使いから、休日のツーリングまで、そして若い世代の方からベテランのライダーまで、多くのライダーの頼れる相棒として、さまざまな用途で幅広いお客さまに選んでいただける一台です。今後も、二輪事業のさらなる成長を目指し、『By Your Side』でお客さまのニーズに応え続けてまいります」とコメントしている。
新型「SV-7GX」の主な諸元(欧州仕様)
サイズ:2115×910×1295mm(全長×全幅×全高)
ホイールベース:1445mm
最低地上高:135mm
シート高:795mm
装備重量:211kg
タイヤ(前):120/70ZR17M/C チューブレス
タイヤ(後):160/60ZR17M/C チューブレス
エンジン型式:645cm 3 水冷4サイクルV型2気筒DOHCエンジン
タンク容量:17.4L
燃費:23.8km/L(WMTC)
CO2排出量:97g/km







