ニュース

日産/NMC、2026年のスーパーGT GT500クラス参戦車両「Nissan Z NISMO GT500」は全車ブリヂストンタイヤ装着

2026年シーズンのモータースポーツ活動を発表

2026年2月4日 発表
3台のNissan Z NISMO GT500のカラーリング図

 日産自動車とNMC(日産モータースポーツ&カスタマイズ)は2月4日、2026年のモータースポーツ活動概要を発表。ワークスプログラムとして、ABB FIAフォーミュラE世界選手権、スーパーGT GT500クラスに参戦する。

ABB FIAフォーミュラE世界選手権

サーキットを走る赤い日産のフォーミュラEカー(1号車)

 ABB FIAフォーミュラE世界選手権のシーズン12は、フォーミュラEがGEN4マシンへ移行する前の、GEN3 Evo規定最終年。日産にとってはシリーズ参戦8年目となる。2025年シーズン、ドライバー部門でワールドチャンピオンを獲得したオリバー ローランド選手は、1号車「Nissan e‑4ORCE 05」をドライブし、ノーマン ナトー選手は今シーズンは#23号車のマシンを担当。チームはすでに開幕2戦で成果を挙げており、ローランドはサンパウロとメキシコシティの両レースで表彰台を獲得している。

ABB FIAフォーミュラE世界選手権

スーパーGT GT500クラス

 日産/NMCは、3チーム、3台の「Nissan Z NISMO GT500」でスーパーGT GT500クラスに参戦。KONDO RACINGは今シーズンよりブリヂストンタイヤを装着する。チーム体制は、TEAM IMPULの12号車「TRS IMPUL with SDG Z」は、ドライバーに平峰一貴選手/ベルトラン バゲット選手を起用。チーム監督は星野一樹氏。NISMOの23号車「MOTUL Niterra Z」は、ドライバーに千代勝正選手/高星明誠選手を起用。チーム監督は松田次生氏。 KONDO RACINGの24号車「リアライズコーポレーションZ」は、ドライバーに名取鉄平選手/三宅淳詞選手を起用。チーム監督は近藤真彦氏。タイヤは全車ブリヂストンを装着。日産陣営のリザーブドライバーは、佐々木大樹選手が担当。TEAM IMPULの総監督は引き続き星野一義氏が務めるほか、NISMOチーム代表には中島健が就任。また、2025年に引き続き柳田真孝氏がエグゼクティブアドバイザー、ロニー・クインタレッリ氏がNISMOアンバサダー兼アドバイザーとしてドライバーのサポートを行なう。

SUPER GT GT500クラス(3台)
12号車「TRS IMPUL with SDG Z」のカラーリング
23号車「MOTUL Niterra Z」のカラーリング
24号車「リアライズコーポレーション Z」のカラーリング

カスタマーレーシングプログラム(2月4日発表時点)

 そのほかにもカスタマーレーシングプログラムとして、日産/NMCは「NISSAN GT‑R NISMO GT3」「Nissan Z NISMO GT4」でレースに参戦するチームに、引き続き技術支援を行なう。

GT3プログラム

「NISSAN GT-R NISMO GT3」でレースに参戦するチームを引き続き技術支援を実施。SUPER GT GT300クラスには、オフィシャルパートナーチームであるKONDO RACINGのほか、NILZZ Racing、HELM MOTORSPORTS、RUNUP SPORTSから各1台、合計4台が参戦。また、GTワールドチャレンジ・アジアとSROジャパンカップに1台ずつ合計2台が参戦し、それぞれのチームをサポートする。

SUPER GT GT300クラス(4台)
GTワールドチャレンジ・アジア(1台)/SROジャパンカップ(1台)

GT4プログラム

「Nissan Z NISMO GT4」でレースに参戦するチームを引き続き技術支援を実施。スーパー耐久シリーズ ST-Zクラスにはオフィシャルパートナーチームである「NANIWA DENSO IMPUL with matsukiyo」と「TEAM ZEROONE」の2台が参戦する。

スーパー耐久シリーズ ST-Zクラス(2台)

北米日産のカスタマーレーシングプログラム

 北米日産は、フォースバーグレーシングとともに、「NISMO GT-Z プログラム」「フォーミュラドリフト」「オフロード競技」の活動を実施する

・NISMO GT-Z プログラム:北米日産が2025年SEMAショーで発表し、NISMOパフォーマンスパーツを装着した「NISMO GT-Zコンセプト」で、2026 GRIDLIFE GT Seriesをはじめとしたレースに参戦。

・フォーミュラドリフト:「Nissan Z」でFD PROおよびFD ProSpecシリーズに出場。

・オフロード競技:プロダクションクラスで優勝実績のあるフロンティア(D41)でMINT 400やNORRA 500、バハなどのオフロード競技に参加。

SUPER GT GT300クラス(GTA GT300規則)

 ゲイナーが開発したGTA GT300規則の「フェアレディZ(RZ34)」がSUPER GT GT300クラスに参戦。その技術支援を行なう。

SUPER GT GT300クラス(GTA GT300規則)

 そのほかにも、エンジンサプライプログラムとして、2028年から採用される次世代LMP2(ル・マンプロトタイプ2)カテゴリーの新型エンジン開発をギブソンテクノロジー社と共同で進めていく。

その他の活動

NISSAN MECHANIC CHALLENGE

 日産と日産自動車大学校は、レース活動を通じた人財育成プログラム「NISSAN MECHANIC CHALLENGE」を今シーズンも引き続き実施。本プログラムでは、日産販売会社のテクニカルスタッフや日産自動車大学校の学生がSUPER GT GT300クラスおよびスーパー耐久シリーズに参加し、プロのレースメカニックとの活動を通じて、技術力やコミュニケーション能力向上を目指す。

NISMOドライビングアカデミー

 2026年の活動は休止。代替イベントとして、日産車を対象としたサーキット走行会を開催予定。会場となるサーキットや日程は、後日Webサイトで案内。

NMC CEO 真田裕氏のコメント

「日産/NMCにとって、モータースポーツは技術を極限まで磨き上げる場であり、挑戦し続ける精神そのものです。昨シーズン、FIAフォーミュラE世界選手権でオリバー ローランド選手がドライバー部門のチャンピオンに輝き、世界の頂点に立ちました。私たちは、カーボンニュートラル社会の実現とEV技術のさらなる進化を目指して今シーズンも同選手権に参戦しています。また、SUPER GTのGT500クラスでは、開幕戦に向けて車両のアップデートを全力で進めています。日産/NMCは、グローバルに日産車や日産エンジンでモータースポーツ活動に挑戦するお客様のサポートを継続し、今シーズンもわくわくする技術と走りでファンの皆さまのご期待にお応えできるよう、全力で取り組んでまいります」