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ルネサス、28nm車載用半導体RH850ファミリのローエンド「RH850/U2C」発売 ボディ制御やシャシー、セーフティ用途向け
2026年3月4日 13:06
半導体メーカーのルネサス エレクトロニクスは3月4日、28nmプロセス採用のフラッシュメモリ内蔵車載用32ビットマイコン「RH850/U2C」を発売した。RH850/U2Cは、ハイエンドの「RH850/U2B」、ミッドレンジの「RH850/U2A」に続くローエンド製品で、乗用車や二輪のシャシー&セーフティ、BMS(バッテリマネジメントシステム)のほか、ライティングやモーター制御などの幅広いボディ制御用に最適としている。
RH850/U2Cは、最大320MHz動作のRH850コアを最大4コア(うち2コアはロックステップ対応)搭載し、最大8MBのフラッシュメモリを搭載。RH850ファミリの従来品「RH850/P1x」や「RH850/F1x」から置き換えることで、最新のE/E(電気/電子)アーキテクチャに対応したECU(電子制御ユニット)要件への適用が可能になる。
通信インターフェースは、Ethernet 10base-T1S、Ethernet TSN(1Gbps/100Mbps)、CAN-XL、I3Cに対応するほか、CAN-FD、LIN、UART、CXPI、I2C、I2S、PSI5もサポート。従来アーキテクチャから最新のE/Eアーキテクチャへの対応も可能としている。
プロセス技術には量産実績のある28nmプロセスを採用したことで、動作時、待機時ともに低消費電力化を実現。専用のスタンバイモードを備えているため、ディープストップ時や間欠動作時の消費電力も低減する。
ルネサスはRH850/U2Cを使用したデモンストレーションを、2026年3月10日~12日にドイツ・ニュルンベルクで開催されるembedded world 2026(ホール1、スタンド234)に出展する予定。
ルネサス ハイパフォーマンスコンピューティング MCU事業部 事業部長 吉田哲志氏
ECUは今、ソフトウェア更新や新機能が絶えず進化しているため、システムの堅牢性と運用効率の両立が不可欠です。RH850/U2Cは、高性能、豊富な機能セット、主要な業界標準への準拠を兼ね備え、次世代ECUの要件を満たします。これはまさに、お客様が信頼性と拡張性を兼ね備えた自動車システムを構築するために求めているプラットフォームです。
ボッシュ Vehicle Motion、Chief Expert Semiconductor Christoph Wenger氏
ルネサスのRH850マイコンファミリは、長年にわたり実績ある高い信頼性で当社のシステムを支えてきました。今回、RH850/U2Cが新たにラインアップに加わり、ルネサスの車載向け製品群がさらに強化されたことを大変嬉しく思います。ルネサスの28nmマイコンは高い性能と品質を備えており、今後も協業を継続できることを楽しみにしています。


