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豊田章男会長、WRC初優勝の勝田貴元選手へ祝福のコメント 「“世界で勝てる日本人ラリードライバー”が日本の子供たちの憧れになる日が来てほしいとずっと思っていました」

WRC第3戦サファリ・ラリー・ケニアで優勝した勝田貴元選手(右)と、コドライバーのアーロン・ジョンストン選手(左)。勝田選手は、日本人として34年ぶりのWRC優勝を勝ち取った

 WRC第3戦サファリ・ラリー・ケニアが3月12日~15日の4日間にわたって開催された。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、このラリー・ケニアで優勝。勝田貴元選手自身にとっても初めてのWRC優勝であり、日本人としても1991年、1992年のアイボリーコーストラリーにおける篠塚建次郎氏以来の34年ぶりの優勝となった。

 この報告を心待ちにしていたのが、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの会長であり、トヨタ自動車代表取締役会長でもある豊田章男氏。豊田氏は同日に沖縄でモリゾウ選手としてラリーチャレンジに参戦しており、ラリチャレ終了後のインタビューでも。「最後は私もケニアになって帰ってきました。はい」と独特の表現で3日目で首位に立った勝田貴元選手にエールを数多く贈っていた。

ポディウムでライバルたちからも祝福を受ける勝田選手とジョンストン選手

 豊田会長は「“世界で勝てる日本人ラリードライバー”が日本の子供たちの憧れになる日が来てほしいとずっと思っていました」と勝田選手を祝福するとともに、「一方、他のドライバーたちには辛いラリーをさせてしまいました」とチームオーナーとしての悔しさをにじませ、次のラリーへの学びになるとコメントを寄せた。

シャンパンファイト

豊田章男氏(TGR-WRT会長)

“世界で勝てる日本人ラリードライバー”が日本の子供たちの憧れになる日が来てほしいとずっと思っていました。

憧れの存在がいればそれを超えていこうとする子供や若者が現れます。

勝田貴元を超えたい!と頑張る子供や若者が日本のモータースポーツのレベルを上げていってくれます。

この勝利は、そんな日本の若者たちへの本当に大きなプレゼントになりました。貴元、ありがとう!

貴元には、もっともっと“すごい憧れ”の存在になっていって欲しい。ラリージャパンで、そんな姿を見せましょう!

一方、他のドライバーたちには辛いラリーをさせてしまいました。

またみんなでポディウムに立てるようサファリでの学びを次に活かしていこう!

チームのみんなよろしく頼みます。

ユハ・カンクネン氏(チーム代表代行)

貴元とアーロンがこのラリーで優勝したことを、チーム全員が心から喜んでいます。これまで何度も優勝にあと一歩というところまで迫っていましたが、今回の勝利はまさに彼らにふさわしいものです。貴元は素晴らしいドライバーですし、日本人ドライバーが再びWRCのラリーで優勝する姿を見ることができたのは、私たちにとって本当に嬉しいことです。サファリ・ラリーは41年前、私がWRCで初優勝したラリーでもあり、これほど難易度の高いイベントで優勝できたというのは、まさに特別なことです。今回のサファリ・ラリーは、WRCのカレンダーに復帰して以来、最も過酷なラリーでしたし、私たちにとってもジェットコースターのような週末でした。昨日は3台がリタイアするという大惨事もありましたが、オリバー、セブ、エルフィンは今日懸命にプッシュし、チームのために日曜日のポイントを最大限獲得してくれました。貴元が優勝し、サミも多くのステージ優勝を含む素晴らしい走りで再び表彰台に立ったので、我々としては大いに喜ぶことができます。

ユハ・カンクネン代表代行とともに