ニュース

ホンダ、新型コンパクトEV「スーパーワン」5月下旬発売 先行予約は4月16日スタート

2026年4月10日 発表
ホンダの小型バッテリEV「スーパーワン」

 本田技研工業は4月10日、小型バッテリEV(電気自動車)「Super-ONE(スーパーワン)」を5月下旬に発売すると発表した。また発売に先立ち、4月16日より先行予約の受付が開始される。

 スーパーワンは、グランドコンセプトを「e:Dash BOOSTER(イーダッシュブースター)」とし、車内での体験を豊かなものにする多彩な仕掛けを採用することで、日常の移動を刺激的で気持ちの高まる体験へと進化させることを目指したAセグメントの小型バッテリEV。

グランドコンセプト

 スーパーワンというネーミングには、これまでのバッテリEVの常識や軽自動車規格の枠を超越する存在(Super)として、ホンダならではの唯一無二(One and Only)の価値を届けるという思いを込めたという。

 環境性能や日常での使い勝手のよさに加え、ホンダならではのFUN(ファン)を追求したスーパーワンは、小型バッテリEVとしての軽快な走りによる「操る喜び」に、五感を刺激する演出を加えることで、刺激的で高揚感あふれる走行体験を両立させた。また、Nシリーズとして進化させてきた軽量なプラットフォームを活用し、トレッドを広げたワイドなスタンスによって、軽快かつ安定感のある力強い走りを可能にした。

 さらに、専用に開発した「BOOST(ブースト)モード」では、出力を拡大し、パワーユニットの性能を最大限に引き出すとともに、仮想有段シフト制御とアクティブサウンドコントロールシステムの連動により、バッテリEVでありながら、あたかも有段変速機を備えたエンジン車のような迫力のあるサウンドと鋭いシフトフィーリングを演出する。

パッケージングと走行性能

 トレッドを拡大した専用シャシーを採用することで、全幅を拡大。また、薄型バッテリを床下中央に配置し、重量物の集中化と低重心化を図ることで、国内で販売される乗用バッテリEVとしてクラス最軽量レベルとなる車両重量1090kgと、従来の小型ガソリン車を上回る低重心化を実現。これにより意のままの安心感のあるハンドリング性能を提供。さらに、軽量化によって電費性能を高め、航続距離はWLTCモードで274kmを達成。日常で安心して使える実用性と、走りの楽しさを両立した。

高性能シャシーを採用

 また、スーパーワンのデザインは、本格的な走りを予感させ、高揚感あるスタイルとドライバーが運転に没頭できる室内空間を追求。ワイドなタイヤを包み込むブリスターフェンダーは、ロー&ワイドなスタンスを際立たせると同時に力強さも演出。フロントとリアのエアダクトを含む専用エアロは、走行性能を支える実用性と機能美を両立している。

 ボディカラーは、全5色を設定。スーパーワン専用色となる新色「ブーストバイオレット・パール」は、宇宙に向かって上空を走る雷「ブルージェット」をモチーフとし、視界に映った瞬間に一気に気持ちが高まるような印象を目指し、紫に深みを持たせた色調となっている。

カラーラインアップ

 加えて、専用スポーツシートは、高いホールド性で安定したポジションを確保し、ブルーの表皮をアシンメトリーに配色して遊び心を演出。水平基調のインストルメントパネルで、運転に集中できる視界を実現した。

スポーツシート詳細

専用開発のドライブモード「BOOSTモード」

 運転をより刺激的な体験へと進化させる、専用開発のドライブモード「BOOSTモード」は、最大出力を通常モードの47kWから70kWへと拡大し、パワーユニットの性能を最大限に引き出し、力強く鋭い加速を可能にするシステム。

 さらに、7段変速の有段変速機のようなギヤチェンジの感覚を再現した仮想有段シフト制御と、アクセルなどの操作に応じて迫力のある仮想エンジンサウンドを車内に響かせるアクティブサウンドコントロールを連動させることで、バッテリEVでありながら、スポーティなエンジンを意のままに操るような運転感覚を実現した。また、BOOSTモード作動時には、ステアリングのパドル操作による変速も可能で、より積極的なドライビングを楽しめる。

ドライブモード一覧

 BOOSTモードでは、メーターとイルミネーションに専用の演出を設定。「バッテリ温度計」「疑似タコメーター」「出力計」から構成されるデジタルのトリプルメーターは、メカニカルなアナログ計測器を彷彿とさせるデザインを採用した。疑似タコメーターは仮想エンジン回転数を表示し、仮想有段シフト制御と連動し、視覚的な高揚感を演出。

 助手席インパネに採用したロングイルミネーションは、通常のドライブモードでは青色に発光し、BOOSTモードでは紫色に発光。視覚や聴覚、加速感や振動といった体感を通じてドライバーの感性を刺激し、高揚感あふれるBEVの走行体験を実現する。

BOOSTモードの特徴

BOSEプレミアムサラウンドシステムを標準装備

 スーパーワンの室内環境にあわせた専用オーディオとして、BOSEと共同開発した8スピーカー搭載のBOSEプレミアムサラウンドシステムを標準装備。BOSEのシステムをホンダの小型モデルに搭載するのは初となる。

 BOSE独自技術の「Dynamic Speed Compensation(ダイナミック・スピード・コンペンセーション)」により、車速に応じて音量と音質を自動調整し、快適なリスニング体験を提供。荷室に設置した13.1Lの大容量サブウーファーにより、迫力のある重低音からクリアな高音まで、バランスの取れたサラウンドを実現。

BOSEプレミアムサラウンドシステム