ニュース

プロドライバーの助手席でホイールの違いを体感できる? D1GPドライバー田野結希選手が実証

レイズファンミーティング2026ホイール体感試乗会レポート

2026年4月19日 開催
ホイール体感試乗イベント「RAYS DRIVING EXPERIENCE」でフェアレディZを担当したレーシングドライバーの田野結希選手

 アルミホイールメーカーのレイズは4月19日、同社製ホイール装着ユーザーを対象にしたイベント「レイズファンミーティング2026」を富士スピードウェイで開催し、「違いは、乗れば分かる。」をキャッチコピーに掲げたホイール体感試乗イベント「RAYS DRIVING EXPERIENCE」を実施した。

 試乗は事前申し込み制となっていて、50人の当選者が普段はできない貴重な試乗会を楽しんでいた。ドライバーと車両は、ドリフト大会「D1GP」で2025年に3度目のシリーズチャンピオンを獲得したTeam TOYO TIRES DRIFTの藤野秀之選手がトヨタ「GR86」、同じくTeam TOYO TIRES DRIFTのチームメイトである田野結希選手が日産「フェアレディZ(RZ34)」、FDJ(フォーミュラドリフトジャパン)の2025年シリーズチャンピンに輝いたTMS RACING TEAMの高橋和己選手がマツダ「ロードスター(ND型)」と、日ごろからレイズホイールを履いてモータースポーツで戦っているレーシングドライバーがステアリングを握った。

ホイールはセッティングパーツの1つ

試乗車のフェアレディZ(RZ34)

 フェアレディZでは、鍛造1ピースアルミホイールのボルクレーシング「ZE40」と「TE37 SAGA S-plus」との比較。サイズはどちらも18インチだが、重量はZE40が前8.27kg、後8.99kg、TE37 SAGA S-plusが前8.97kg、後9.65kg。タイヤはトーヨータイヤの「プロクセススポーツ2」を履く。タイヤの空気圧もそろえてテストは実施されていた。

ボルクレーシング「ZE40」
ボルクレーシング「TE37 SAGA S-plus」

 ドライバーを務めた田野結希選手は、「ホイールは“剛性”とか“重量”とか“デザイン”とか、そもそもいろんなテーマがあって、例えば剛性が高ければフロントの応答性がよくなったり、軽ければ加速がよくなるとか、ホイールによってまったく別物なんですよね。なので自分はセッティングパーツの1つとしていっても過言ではないと考えています」と自身の経験からの考えを説明。

レイズのボルクレーシング「ZE40」と「TE37 SAGA S-plus」の比較試乗

 続けて、「今回の試乗ではZE40よりもTE37 SAGA S-plusのほうが剛性が高く、ホイールがたわまない分だけ安定志向になるので、フロントの入りが早くなったり、ステアリングを切ったときやブレーキを踏んだときのリアの接地感も増すなど、細かいコースだとより顕著に違いが分かります」と感想をコメント。

試乗車のフェアレディZ(RZ34)

 また、「これまでに他のサーキットでも履き替えテストをしたことがあるのですが、コースやクルマによっても感じ方が変わってきます。車重が軽いクルマなら剛性よりも軽量のほうがいいかなと思いますし、速度レンジが高いサーキットなら剛性のあるホイールとか、走るステージやクルマとのマッチングをトータルで考えて選ぶのがベストですね」とホイール選びのコツも教えてくれた。

佐藤悠介さんがフェアレディZの助手席で違いを体感

 助手席でホイールの違いを体感したのは、愛車はレイズの「TE37」を履かせたロードスターと、同じくレイズの「VV21S」を履かせたWRXが愛車という佐藤悠介さん。「スラロームで曲がった際に、特にすごい車体が軽く曲がっていく感じがあって、最初のZE40も普通に曲がるんですが、TE37 SAGA S-plusに替えたらぜんぜん曲がったときの感覚が、もうすごいスムーズに曲がっている感じがしました」とコメントしてくれた。

スラロームは特に違いを感じられたという

足まわりを刷新したかのようでビックリ!

試乗車のロードスター(ZD型)

 FDJ2025年シリーズチャンピンの高橋和己選手の運転するロードスターの助手席で体感したのは、昔「RX-7(FD3S)」で現在は試乗車と同じ「ロードスター(ND型)」に乗り、ジムカーナ競技にも参加しているという関田将之さん。愛車にはレイズの鋳造ホイール「57CR」を装着しているとのこと。

RAYS DRIVING EXPERIENCEに参加した関田将之さん

 試乗後は「タイヤもサスペンションも足まわりをガラッと変えたかのように違いました。純正ホイールだとリアが滑りそうなのを感じられるのですが、レイズ製ホイールに交換したら路面に吸い付いているかのようによく曲がる。クルマの向きを変えるという動作がぜんぜん違いました。自分でステアリングを握ると挙動だけに集中できないので、何度も走らないと違いを感じられないと思うのですが、今回は助手席だったからこそ、“あ、今リアタイヤが頑張って粘っている”とか、より挙動を感じ取れたんだと思います。めちゃくちゃ欲しくなりました(笑)」と、楽しそうに感想を教えてくれた。

助手席もフルバケットシートになっていたので、挙動をより感じやすかったという
藤野秀之選手が担当したGR86は、ノーマルホイールとレイズの鋳造スポーツホイールブランド“グラムライツ”の「57TR」との履き比べ
D1GPで3度のシリーズチャンピオンに輝いた藤野秀之選手の隣に乗れる貴重な試乗となっていた
10人が試乗した後、その場でホイールを交換して、再度10人が試乗するというメニューを計5セット実施

ブランドアンバサダーとドライバーのトークショーも実施

特設ステージではトークショーも実施された

 レイズファンミーティングの会場に設置された特設ステージでは、ホイール体感試乗イベント「RAYS DRIVING EXPERIENCE」でステアリングを握ったドライバーのほか、Team TOYO TIRES DRIFTの玉城詩菜選手も参加。

 また、この日レイズのブランドアンバサダー就任が発表された、現在15歳だが2026年シーズンはKONDO Racingから女性だけの大会「KYOJO CUP」にデビューする松井沙麗選手と、2006年~2022年までウィリアムズF1チームでメカニックおよびピットクルーを務め、現在はF1解説を務める白幡勝広氏の2人も登壇。

藤野秀之選手
髙橋和己選手
田野結希選手
玉城詩菜選手
松井沙麗選手
白幡勝広氏

 白幡氏は、ウィリアムズF1チームのメカニックだった当時を振り返り、「ちょうどレイズさんがホイールを供給していたので、技術力の高さは知っている」と紹介。また、ホイール交換による効果の解説、ホイールの選び方、ドリフト大会ではホイールを何本くらい使っているのか?など、普段は聞けないようなトークが繰り広げられた。

 また、白幡氏は、ドリフト大会ではタイヤはたった2周で煙になると聞くと、「え? たった2周で!」と驚きを隠せないようだった。最後に普段の運転スタイルを聞かれると髙橋選手は、「われわれドライバー陣は、スポンサーさまを背負っていますし、なにより運転免許が大事なので、普段はおとなしく走っている……ハズ」と笑いを誘った。

2025年と同じくステージMCとして会場を盛り上げていたDJ黒髪のリリーさん

ファンミーティング参加者によるドレスアップコンテストも開催

 会場では車両のセンスのよさを競うコンテストも開催され、来場者たちが投票することでTOP3台が表彰された。優勝したのは「レンジローバーVELAR S」をベタベタに車高を落としたスタイルに仕上げた1台。ホイールは「TE37」だが左右でブロンズとホワイトを履くという二刀流で他を圧倒する存在感を放っていた。2位は「ロータスエキシージ」でボディと同じくイエロー×ブラックを継承したホイールで統一感を高めていた。3位は「フェアレディZ(RZ34)」で、光輝調シルバーのシャイニングライトメタルカラーの「G025LC」を装着し、大人のZを作り出していた。

会場ではAR(拡張現実)を使い、何もない場所にプレートやアヒルの人形を設置して写真を撮れるサービスも実施していた
優勝したレンジローバーVELAR S
2位のロータスエキシージ
3位のフェアレディZ(RZ34)
コンテストで表彰された3人

 このほかにも、レイズ製ホイールを装着したレーシングカーやショップデモカー、新作から現在発売中のホイール展示のほか、オリジナルグッズの販売、ホイール1セットをはじめ、さまざまな景品が当たる大抽選会などが行なわれた。

レーシングカーやデモカーを多数展示
レイズの鍛造ホイール1セット(4本)が当たった幸運なお2人。20年前に買ったレイズのホイールを履いていて、ちょうど履き替えようと考えていた矢先の当選だったとのこと
イベントの最後には全員で記念撮影
来場者はスポーツカーだけでなく軽自動車、軽トラック、ミニバン、SUV、輸入車などなど、さまざまなジャンルのクルマが並んでいた
会場ではラインアップしているホイールをずらりと展示