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ジャガー、特別なリバリーを施したフォーミュラEマシン「GEN4 PROTO_TYPE」公開
2026年4月24日 18:47
- 2026年4月21日~22日(現地時間) 公開
JAGUAR TCS RACINGは4月21日~22日(現地時間)、ポール・リカール・サーキットで開催されたフォーミュラE GEN4アンリーシュド・テストイベントで、テスト用の特別なリバリー(装飾)を施したGEN4開発車両「GEN4 PROTO_TYPE」を一般公開した。
GEN4 PROTO_TYPEは、フォーミュラEにおける技術革新の驚異的なスピードを体現しており、特別な装飾にはジャガーのGEN1、GEN2、GEN3、GEN4が、モナコの有名なトンネルを抜けてヌーベル・シケインに向かう際の最高速をシミュレーションした速度データトレースが描かれている。
JAGUAR TCS RACINGのデータによると、ハイダウンフォース仕様の600kW出力の「GEN4 PROTO_TYPE」は、トンネルを抜けてシケイン手前でブレーキングに入る前に、最高速277km/hに達すると予測されている。これは同チームの現行マシンで350kWモード時で245km/hを出す「I-TYPE 7 GEN3 Evo」よりも30km/h以上速く、シミュレーター上ではGEN1車両(199km/h)よりも80km/h近く速いデータという。また、GEN4マシンはモナコ市街地コースを254km/hで周回することも可能で、GEN3 Evo(222km/h)よりも32km/h速く、GEN1(179km/h)よりも75km/h速いという。
GEN4はパフォーマンスと技術の両面において大幅な向上が見込まれており、レース時の最高出力は現行のGEN3 Evoの300kWから450kWにパワーアップ。また、クオリファイセッション(予選)およびアタックモードでは、現行レギュレーションと比較して250kW増となる600kWの出力が利用可能となる。
クオリファイセッションおよびレースの全フェーズにおいてパーマネント・アクティブAWD(全輪駆動)システムを搭載し、フロントアクスルへの出力が現行の5倍になるGEN4マシンは、700kWの強化型回生ブレーキ、ブリヂストン製の新しいドライおよびウェットタイヤ、2種類の専用エアロダイナミクス・ボディワーク構成も備える。特にクオリファイセッション用のハイダウンフォース設定における空力性能の向上は、最高速度とピークパフォーマンスの向上を両立したという。
JAGUAR TCS RACINGチーム・プリンシパルのイアン・ジェームス氏のコメント
フォーミュラEのエキサイティングな新時代に向けて準備を進めるなか、「JAGUAR GEN4 PROTO_TYPE」を発表できとても嬉しく思います。このユニークなテスト車両用リバリーは、JAGUAR TCS RACINGのフォーミュラEにおける歴史を反映しているだけでなく、10年にわたるレース活動を通じて成し遂げられた技術と、パフォーマンスの飛躍的な進化を象徴したものでもあります。フォーミュラEは、JAGUARがEV技術革新の最前線に立つための理想的なプラットフォームであり、GEN4はチャンピオンシップにとって新たな飛躍となるものです。これらのEVマシンの圧倒的なスピードは驚異的です。
JAGUAR TCS RACINGのテクニカル・インテグレーション・ヘッドのジャック・ランバート氏のコメント
JAGUAR TCS RACINGの最大の目標は、レースを通じて革新を追求することであり、私たちはバッテリEVモータースポーツの最高峰であるフォーミュラEへの参戦を通じて、それを実証してきました。GEN4はJAGUARにとって大きなチャンスです。私たちはマニュファクチャラーとして、レース用パワートレーンの自社開発を通じて常に学び続けています。そして、GEN4におけるマニュファクチャラー開発範囲が拡大することで、次世代EVモデルの開発に向けて、EV技術革新の最前線に立ち続けることができます。











