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スズキ、「スーパーキャリイ」でCO2を回収して農業に役立てる挑戦を「人とくるまのテクノロジー展 2026」で紹介

2026年5月27日~29日 開催
CO2回収装置を搭載した「スーパーキャリイ」を展示

 スズキは、5月27日~29日にパシフィコ横浜で開催されている「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」に出展し、CO2回収装置を搭載した「スーパーキャリイ」を展示している。

 CO2回収装置を搭載したスーパーキャリイは、農作業や移動の際に車両から排出されるCO2を回収する装置を座席裏と荷台下に搭載し、回収したCO2をハウス栽培の農作物の成長促進に活用する挑戦のための車両になるとのこと。まだ構想段階で、解決すべき課題が山積みであるとしているが、ハウス栽培の農作物の成長促進のために灯油を燃焼させてCO2をハウスに送り込んでいる現状を鑑みると、CO2回収装置を搭載したスーパーキャリイが実現した際には、灯油を燃焼させる必要がなくなるとともに、スーパーキャリイが発生させるCO2も回収できることになり、カーボンニュートラルに大きく貢献できるだろう。今後のブラッシュアップに期待したい技術だ。

CO2回収装置を搭載したスーパーキャリイの「カーボンキャプチャーキャリイ」
座席裏に吸着剤と吸湿剤、荷室下に冷却器を搭載する
カーボンキャプチャーキャリイの説明
CO2回収技術を開発する理由
カーボンネガティブに向けて、農業に着目
CO2吸着の方法
CO2吸着の方法
CO2離脱の方法

 また、多目的電動台車「MITRA」のデモンストレーションも実施。MITRAはスズキが長年培ってきた電動車いす「セニアカー」の知見を生かしたモビリティ。さまざまな用途に対応できる拡張性を備えており、アイデア次第でいかようにも活用可能で、MITRAを活用する企業が自社で必要としている機能を開発し、搭載できるようになっている。

 MITRAは段差や不整地などでも安定して走れる性能を備えていることから、現在は住宅街での配送サービスや農地でのモニタリングシステムなどで活用されているが、まだ実証実験段階であるとのこと。デモンストレーションを見る限りでは、市場に投入される日は近そうな完成度に感じた。

多目的電動台車「MITRA」は、「セニアカーのいすを取っちゃったモビリティ」とのこと。スズキが提供するのはMITRA本体と操作用のリモコンのみで、「使い方は提供先が自由に決められる」という。「自動走行させるのも、センサーを載せるのも、スズキではなく提供先が決めている」とのことで、開発自由度は高い
ブース内に設けられた特設コースの段差を器用に上り下りしていた
MITRAの説明

 なお、スズキブースでは、世界初の技術となる船外機のアルマイト処理技術「Suzuki Edge eCoat(スズキ・エッジ・イーコート)」を施したエンジンブロックと船外機「DF140B」についても紹介している。

船外機のアルマイト処理技術「Suzuki Edge eCoat(スズキ・エッジ・イーコート)」を施したエンジンブロックと船外機「DF140B」を紹介
スズキブース