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豊田通商、ラオスに車両組立新会社「TTML」設立 需要増加への対応と雇用拡大を図る

2026年6月9日 発表
新設備での生産を予定しているトヨタのSUVモデル「フォーチュナー」

 豊田通商は6月9日、ラオス人民民主共和国にて、車両組立事業を行なう新会社「Toyota Tsusho Manufacturing Laos Co., Ltd.(TTML)」の設立を発表した。TTMLはラオス国内市場向けに車両の組み立てと供給を行なう生産拠点として、段階的に設備投資および人材育成を進めていき、生産開始は2028年4月の予定。

設立の背景

 豊田通商は、2018年9月にトヨタ自動車よりラオスにおける販売業務の移管を受け、トヨタ正規代理店として事業を開始。それ以降、販売・サービス体制の強化により、同国における事業基盤の拡大に取り組んできた。また、近年ラオスの新車市場は、人口増加に伴い年々拡大していて、今後も経済成長やモータリゼーションの進展を背景に、さらなる需要拡大が見込まれているという。

 一方で、完成車輸入を前提とした従来の供給体制には、価格競争力や安定供給の面で課題があり、現地ニーズにそくした地産地消の生産体制の構築が求められていたという。そこで豊田通商は、現地での車両組立事業を通じて、ラオス市場における販売拡大とさらなる事業基盤の強化を目指し、新たな生産拠点の設立を決定した。

新設備での生産を予定しているトヨタのピックアップ「ハイラックス」

事業内容と今後の展開

 TTMLは、豊田通商がこれまでアジア・中東・アフリカなどの各地域で培ってきた車両組立事業の知見を活用し、部品を輸入して現地で組み立てを行なう生産体制を構築してきた。今後は年間5000台以上の生産を想定していて、ハイラックス(ピックアップ)やフォーチュナー(SUV)など主力のモデルを中心に、現地での価格競争力の確保と安定供給の両立を図るとともに、将来的には約150名の現地雇用創出を目指すとしている。

 また、調達・物流・生産管理・販売・アフターサービスを手がける豊田通商の強みを生かし、部品調達から組み立て、販売・サービスまでを一貫して運営することで、効率的かつ安定的なバリューチェーンの構築と販売シェアの拡大を図る。