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ヴァレオと日産、欧州市場におけるV2G(Vehicle-to-Grid)スマートEV充給電に関する契約を締結
2026年6月29日 16:58
- 2026年6月24日 発表
ヴァレオは6月24日、欧州市場において日産自動車に充給電スタンドを供給する契約を締結したことを発表した。
ヴァレオは、英国のEVSCP(電気自動車スマート充電ポイント)規格に準拠したスマート単方向(V1G)AC充電スタンドと、V2Gに対応する先進的な双方向AC充給電スタンドを日産に供給し、両社のEV市場におけるプレゼンス拡大を目指すとしている。新しい双方向充給電スタンドとヴァレオの総合的な充電サービスは、6月23日~25日にミュンヘンで開催されるPower2Drive Europeのホール6、ブース416にて展示される。
充電からエネルギーの自由へ:V2Gの可能性を最大限に引き出す
EVはもはや単なる移動手段ではなく、エネルギー・エコシステムの構成要素になりつつある。今回の取り組みは、その変化を示すものであり、EVは単方向の充電から、スマートな双方向エネルギー交換へと移行できるようになる。
コネクテッド単方向(V1G)は、電力系統(グリッド)の信号や、電力価格に応じてインテリジェントな充電を提供する充電スタンドで、英国のEVSCP規格に準拠している。EVユーザーは複雑な操作をすることなく、電力系統の安定化に貢献しながら、最適化された充電コストの恩恵を受けることができる。
スマート双方向(V2G:vehicle to grid)は、EVと電力系統の電力をインテリジェントに調整できる充電技術。EVのバッテリに蓄えられたエネルギーを、電力需要が高いときに送電網に戻すことを可能にし、コストの削減、電力系統のバランス調整、そしてEVの新たな価値を創出する。
EVオーナーのメリット
エネルギーコストの節約として、顧客は、電気料金が最も低い時間帯に車両を充電することで、電気代を抑えることができる。また、このシステムにより、ユーザーは蓄えた電力を価格のピーク時間帯に家庭に給電したり、自家発電した太陽光電力を最大限に活用したりすることができる。
また、サステナビリティへの貢献として、電力系統のバランス調整に積極的に関与することで、EVユーザーは再生可能エネルギーの統合をサポートする直接的な役割を果たすという。
ヴァレオのスマートモビリティ担当バイスプレジデントであるイザベル・ダンブロシオ氏は、「今回の日産との契約は、電動モビリティの未来を形作るというヴァレオの志において決定的な一歩となります。ヴァレオの双方向充給電における技術的リーダーシップと、統合エネルギー・エコシステムに対する日産の取り組みを組み合わせることで、私たちはEVを電力系統にとって極めて重要な資産として再定義します。私たちは共に、ドライバーと電力系統の安定性の両方に利益をもたらす革新的なソリューションによって、欧州全域でのエネルギー移行を加速させていきます。」と述べている。
日産のエネルギーサービスディレクターであるスフィアン・エル・クムリ氏は「ヴァレオとの取り組みは、日産がEVを単なるモビリティ製品ではなく、エネルギー資産としての再定義を示す具体的な一歩となります。ヴァレオの双方向充給電システムを当社のV2Xサービスに活用することで、欧州のお客さまにエネルギーを積極的に管理し、コストを削減し、電力系統の回復力に貢献するツールを提供すると同時に、よりスマートでサステナブルなエネルギーモデルへの移行を推進していきます。」と語った。

