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いすゞ、路線バス「エルガ」シリーズ一部改良 バッテリEVモデルに寒冷地仕様を新設など

2026年7月27日 発表
いすゞの大型観光バス「エルガ」シリーズ

 いすゞ自動車は7月27日、大型路線バス「エルガ」、中型路線バス「エルガミオ」、バッテリEVフルフラット路線バス「エルガEV」を改良して発売した。

  今回の改良では、エルガおよびエルガミオに、フロントブラインドスポットモニター、交差点警報、電動パーキングブレーキ(EPB)など、新たな安全装備を採用するとともに、4HK1エンジンの改良や外気導入クーラーの採用により、環境性能や快適性を向上。また、エルガEVは寒冷地仕様オプションを新たに設定するとともに、充電口の後面移設など利便性を向上した。

エルガ・エルガミオの特徴

安全性能の向上

 車両前方の歩行者や自転車を検知するフロントブラインドスポットモニターと、交差点での右左折時に横断歩行者や車両を検知する交差点警報を採用。発進時や交差点通過時の安全運転を支援し、事故の予防に貢献する。

 また、ドライバー異常時対応システム(EDSS)による車両停止後、自動で電動パーキングブレーキが作動し、車両停止後の安全性が向上した。さらに、ホイールナットの緩みに起因する異常な回転むらを検知し、車輪脱落にいたる前にドライバーへ注意喚起を行ない、大型車の車輪脱落事故の予防に貢献するという。

エルガ

環境性能・商品性能の向上

 燃焼性能の最適化や吸排気系の改良により、燃費性能とトルク性能を向上。また、低転がり抵抗タイヤとの組み合わせにより、エルガ・エルガミオすべての車型で令和7年度重量車燃費基準(JH25)に適合。エルガのBR5カテゴリー(路線バスの14t超16t以下)においては、基準値を5%上まわる燃費性能を実現した。さらに、車外騒音規制(UN-R51-03 Phase3)に対応した。

快適性・利便性の向上

 7インチメーターディスプレイを採用し、視認性を向上。また、メーターディスプレイの各種設定・操作が可能なステアリングスイッチ付きステアリングホイールを採用し、操作性を向上した。また、外気導入機能と排出口の最適配置により、車内換気性能を向上。さらに快適な車内環境を実現した。

エルガミオ

エルガEVの特徴

商品力の向上

 寒冷地での大型EV路線バス需要に応えるため、プレヒーターを採用した寒冷地仕様オプションを新たに設定。暖房性能を向上するとともに、冬期の航続可能距離の改善に寄与する。

充電口を後面へ移設<

 並列駐車時の充電のしやすさを考慮し、充電口を車両左側面から後面へ移設。これによりさらに効率的な充電作業を可能とした。

BEV識別ラベルを追加

 保安基準の一部改正に対応するため、車両前部・側面・後部にEV識別ラベルを追加した。

エルガEV

 公共交通を支える路線バスには、安全性のさらなる向上に加え、環境負荷の低減や乗務員の負担軽減が求められているため、いすゞはエルガシリーズの安全性能、環境性能、快適性・利便性を向上させることで、路線バス事業者のより安全で快適な運行に貢献するとしている。