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アウディ、新型「A2 e-tron」公開 暫定エネルギー消費量12.8kWh/100kmを実現
2026年8月13日 09:30
- 2026年8月4日(現地時間) 発表
アウディAGは8月4日(現地時間)、アウディ史上最も効率的なBEV(バッテリ電気自動車)モデル新型「A2 e-tron」を公開した。
A2 e-tronのボディは、流線型デザインをベースとし、丸みを帯びたフロントエンド、流れるようなルーフライン、そしてシャープなリアエンドが特徴。このデザインは、従来のファストバックモデルに比べて空気抵抗を低減する形状で、さらにフロントサイドには、空気の乱流を抑制するエアカーテン、ホイールアーチ周辺の空気の流れを整えるギャップリデューサーとギャップブリーザーといった工夫が施されている。
また、アクティブ・クールエア・インテークを搭載し、通常走行時や高速走行時には閉じた状態で空気抵抗を低減して航続距離を伸長。充電時や急加速時や夏の高温時には、アクティブ・クールエア・インテークが開き、バッテリと電子機器のクーリングを行なってくれる。
この対策により、エフィシエンシーパッケージを装着したA2 e-tron(140kW仕様)のエネルギー消費量は、通常モデルと比較して、最大0.9kWh/100km削減でき、WLTPモード値の暫定エネルギー消費量は12.8kWh/100kmとなる。
オプションのエフィシエンシーパッケージを装着した140kW出力のA2 e-tronは、空気抵抗係数(Cd値)0.24と、アウディのコンパクトモデルの中で最高のCd値を誇るほか、WLTPモード測定では、通常モデルよりも最大0.9kWh/100kmエネルギー消費量を削減し、暫定エネルギー消費量は12.8kWh/100kmを達成している。
また、A2 e-tronに搭載されている電気モーターは、効率性と快適な走行性能を追求して特別に設計された永久磁石同期モーターを採用。従来のシリコン技術に代わり、炭化ケイ素(SiC)半導体を採用することで、特に部分負荷の状態でのスイッチング損失を大幅に低減。可変スイッチング周波数により最大20Wの損失をカットし、さらに高度な変調技術によって、従来方式と比較して最大33%のスイッチング損失低減に成功している。
さらに、積層鋼板の厚みを0.3mmから0.2mmへと薄型化することで鉄損を低減しつつ、ステーター巻線をスター結線からデルタ結線に変更することで、より効率のよいモーター回転域で動作させることを可能とした。
そのほかにも、新しい低摩擦オイルにより、摩擦損失を大幅に低減。高速走行時には、10.2:1の高いギア比によってモーター回転数を低下し、エネルギー消費量を削減。駆動システム全体では最大10%効率が向上しているという。
A2 e-tron(140kW仕様)のバッテリには、セル・トゥ・パック(Cell-to-Pack)構造のリン酸鉄リチウム(LFP)セルを採用し、セルをハウジングに直接接着することでパッキング密度を高めている。そして、より少ないスペースで高電圧システムのエネルギー量とエネルギー密度を増加させることに成功。LFPバッテリはレアアースを必要とせず、他の多くのバッテリよりも経年劣化が遅く、特に安全性が高いと考えられている。また、この耐久性のおかげで、バッテリは日常的に100%まで充電することが可能で、安定して長い航続距離を実現している。
A2 e-tronは双方向充電にも対応していて、車から直接外部機器に電力を供給するV2L(Vehicle-to-Load)や、車両を家庭用エネルギー貯蔵システムとして使用するV2H(Vehicle-to-Home)にも対応している。
アウディAGのCEOであるゲルノット・デルナー氏は、「アウディA2は、私が1990年代にフォルクスワーゲングループに入社して以来、私のキャリアにおいて常に変わらない存在であり続けています。当時もその画期的な3.0リッター仕様は、効率性を特徴としていました。これこそが、新型A2 e-tronで推し進めるビジョンであり、卓越した効率性、優れた日常での使いやすさ、そして現代の電動モビリティに対するお客様の期待を明確に理解している表れです」と述べている。
















