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ランボルギーニ史上最速モデル「レヴェルトSV」登場 1065PSまで最高出力アップ
2026年8月15日 03:00
- 2026年8月14日(現地時間) 公開
ロードカーとしてランボルギーニ史上最速モデル
ランボルギーニが新たに発表した「レヴェルトSV」が搭載するパワートレーンは、システム総合で出力1065PS、トルクは1425Nmという強力なもの。825PS/725Nmを発生するV型12気筒6.5リッターエンジンは変わらず、新開発の高電圧バッテリを採用したことでノーマル比で50PS/25Nmアップした3モーターを搭載したことによる数値だ。バッテリ容量は約2倍となり、サーキット走行では最大で4倍の時間にわたって性能が維持できるようになった。
また、ギヤチェンジの変速時間を30%短縮し、サーキットでのパフォーマンスを向上させるとともに、素早い変速によってドライバーの感情や興奮がはっきりと体感できるレベルになっているという。
軽量化については、フロントバンパーやリアウイング、リアバンパーなど広範囲にわたってカーボンファイバーを採用。インテリアもドアパネルやモノシェル構造のドライビングシートなど、さまざまなパーツをカーボンファイバー化し、パワーウエイトレシオは1.66kg/PSまで改善されている。
シャシー性能はサーキット走行を追求したもので、GT3レースで培った手動調整式レーシングダンパー、より長いカーボン繊維をローターの周囲に円形に配置して圧縮したCCM-R Plusカーボンセラミックブレーキ、従来とは異なるコンパウンドとトレッドを使用したセミスリックの専用「ブリヂストン ポテンザ レースR」タイヤ装着など、レーシングトラックでの運動性能が大幅に強化されている。
エクステリアでは、新しい一体型ウイングを備えたフロントバンパーや、ダブルウイングのような構造を持つリアの固定式ウイングが目につく。フロントのダウンフォースは約2倍に増え、リアはダウンフォースを生み出しながらドラッグの増加を抑えている。また車体の下面には新たにノズルを追加し、アンダーボディを流れる空気の流速を高めている。これらによりボディ全体のダウンフォースはノーマル比で80%向上したという。
リアフェンダー部分に描かれた「SV」のロゴは、塗装仕上げだけでなくカーボンファイバー仕様が選べる。
そして、SVの最も大きな機能的トピックは、「Pilota」モードが追加されたこと。Pilotaモードは「CORSA」モード選択時にヘルメットマークのボタンを押すことで起動し、レベルは1〜5までの5段階を用意。
それぞれのレベルに応じてABS、トラクションコントロール、スタビリティコントロールが調整される。例えばドリフトに対してどの程度の自由度を与えるか、サーキットではどのような挙動を求めるのかなど、ドライバーが求めるレベルに合わせて変更ができるのだ。
性能数値としては、0-100km/h加速2.4秒、0-200km/h加速6.7秒、200km/hからの完全停止距離で11mの短縮を実現。ホッケンハイムサーキットでの走行では、1分41秒6というランボルギーニ車史上最速のラップタイムを記録している。
歴代SVの最新モデルは世界限定1963台
事前に行なわれた「レヴェルト SV」のオンラインプレゼンテーションを担当したのは、同社のV12プロダクトライン・ディレクターであるアレッサンドロ・ファルメスキ氏。
2006年に入社後、グローバル市場やアフターセールス、ヘリテージ部門の「ポロストリコ」などの責任者を経て2025年10月、新設されたV12製品ラインの責任者に就任。次世代テクノロジーとブランドの核となるエモーションを融合させ、グローバル市場をさらに強固なものにするという重要な役割を担っている。
ファルメスキ氏は、「SV(スーパーヴェローチェ)」がランボルギーニにとって何を意味するのかという点を説明。それは、パフォーマンスの限界を常に押し広げてきたというランボルギーニの伝統を意味しており、その歴史は1971年の「ミウラSV」から始まった。
当時、フルッチオ・ランボルギーニ氏は、それまでのミウラをさらに超えるモデルをお客さまに提供しようと考えてできたのがミウラSVであり、その後もディアブロ、ムルシエラゴ、アヴェンタドールといったランボの歴史を象徴するモデルにSVが設定され、今回のレヴェルトSVへと引き継がれたという。
また、表現したかったのはレヴェルトSVのシートに座り、サーキットを走り始めた瞬間、ドライバーが自身の周囲にあるすべてのものを忘れてしまうような体験で、加速、エンジンサウンド、クルマから伝わって来るあらゆる感覚に集中し、最終的にはドライバーとクルマが一体となるような体験を目指したという。
限定モデルとして何台製造するのか、また購入するユーザー像についての筆者の質問には、「SVは常に限定生産モデルとして展開しており、今回のSVは世界限定で1963台を生産する予定です。歴代SVモデルは長い年月を経る中で価格が上昇してきたことも確認しています。非常に高い性能を持つクルマというだけでなく、お客さまが所有している他のモデルとともに、そこに加えることができるコレクターズカーでもあります」とのこと。
SVという特別なモデルについて自身の考え方や哲学が反映されていますか? との質問には、「私たちは、会社で取り組むあらゆることにおいて、常に限界を押し広げることを目指します。新しいプロジェクトに取り組むたびに、技術面でもデザイン面でも、あらゆる観点から最高の成果を提供したいと考えています。特にこのようなラグジュアリーセグメントでは、自分たちが成し遂げたことに満足してはいけません。常に完璧主義者である必要があります。常にその先に進み、常にもう一段上のものを目指す。それが私自身だけでなく、私のチーム、そして会社全体を動かしている考え方です」と答えてくれた。



























