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ホンダ、交通安全評価指標「FIA Road Safety Index」の製品・サービスの安全関連評価領域で世界初の5スター獲得
2026年9月9日 13:16
- 2026年9月8日 発表
本田技研工業は9月8日、FIAが定める企業・団体の交通安全への取り組みの評価指標「FIA Road Safety Index」の製品・サービスの安全関連評価において、世界で初めてとなる最高ランクの「5スター」を獲得したと発表した。
FIA Road Safety Indexは、企業や団体の事業活動が交通安全に与える影響を可視化・評価する指標で、各企業や団体の交通安全目標の設定や経営トップの関与(コミットメント)、バリューチェーン全体における交通事故死傷者数(フットプリント)を推計・把握するプロセスなどをもとに、交通安全への取り組みを総合的に判断、評価するとともに、組織全体に安全文化を浸透させ、その継続的な改善につなげることを目的としたもの。
またこの指標は、原材料調達から製品の開発・製造、ユーザーへ製品を届けるまでの、自社の企業活動を対象とする「サプライチェーン評価」と、製品やサービスを対象とする「製品・サービスの安全関連評価」の2つの領域で構成され、今回の5スター認定は後者におけるものとなる。
FIA Road Safety Indexに関してホンダは、2025年2月に日本での取り組みを対象に、当時の最高ランクであった3スターを自動車業界で初めて獲得。その後、同指標の評価項目が拡充され、従来の「コミットメント」「フットプリント」に、「計画(プランニング)」「安全パフォーマンスのモニタリング」「安全文化マネジメントおよびサプライチェーン/製品・サービスの対象範囲」を加えた全5項目からなる評価体系が完成し、最高ランクが5スターへと拡大されていた。
これを受けホンダは、今回の評価対象地域を、二輪車および四輪車それぞれでグローバル販売台数の90%以上をカバーする世界17か国に拡大し、総合的な審査を受けた結果、拡充された評価項目を含む、安全の取り組みのPDCAプロセス全体が高く評価され、最高ランクとなる5スターの認定にいたったという。
取り組みが高く評価された具体例は以下の通り。
・経営トップの関与のもと、中長期戦略に基づき安全への取り組みを推進している点
・グローバルで交通事故死傷者数をフットプリントとして推計・把握している点
・安全目標に向けた進捗を、サステナビリティガバナンスの一環としてグローバルの安全会議にてモニタリングしている点
・先進安全技術のグローバル展開と、組織的な安全文化の醸成を推進している点
・交通安全に関する情報開示を積極的に実施している点
ホンダは、道を使う誰もが事故に遭わない社会の実現に向け、「Safety for Everyone」のグローバル安全スローガンのもと、2030年に全世界でホンダの二輪車・四輪車が関与する交通事故死者半減、2050年には交通事故死者ゼロという目標の達成を目指している。
今後は、実際の事故データに基づく安全技術の効果検証をさらに進め、交通安全を軸とした社会課題の解決を目指すとしている。
FIA会長 モハメド・ベン・スライエム氏のコメント
交通安全は依然として世界が直面する最も重要な課題の1つであり、単一の組織や業界だけで解決できるものではありません。「道路で命を守る」という共通の目標のもと、官民を問わずあらゆる関係者が連携し、継続的に取り組むことが不可欠です。FIAは世界中の道路利用者のために、この変革を加速させる重要な役割を担っています。企業との連携に加え、各国政府に対しても、FIA Road Safety Indexの評価手法を規制やコンプライアンスの枠組みに活用し、世界中の交通安全基準の向上につなげるよう働きかけています。私たちは、交通安全が社会全体で担うべき責任として認識される文化を築いていきたいと考えています。その先頭に立ち、世界で初めて5スター評価を獲得したホンダに心より敬意を表します。
FIA 自動車モビリティ・サステナビリティ・ツーリズム担当事務総長 ウィレム・グルーネワルド氏のコメント
FIA Road Safety Indexを5スター評価へと拡充したことは、交通安全を企業の意思決定における測定可能で説明責任を伴う要素とするという私たちの目標に向けた重要な一歩です。世界中の組織は、その事業活動、従業員、製品、サービス、サプライチェーンを通じて、交通安全に大きな影響を与えています。今回の評価手法の拡充により、各組織は自らの影響をより幅広く把握できるだけでなく、目標の設定、進捗の測定、交通安全への取り組みの可視化、そして継続的な改善を行なうことが可能になります。ホンダが新たな5スター評価を世界で初めて獲得したことは、私たちが本指標を通じて促進したい高い志を体現するものです。このマイルストーンを契機として、官民を問わず世界中のより多くの組織が、交通安全フットプリントを測定し、人命を守るための具体的な行動を起こすことを期待しています。
本田技研工業 安全運転普及本部事務局長 小嶋幹人氏のコメント
このたび、ホンダの安全の取り組みが、最高ランクの5スターという評価をいただけたことを、大変意義深く受け止めています。ホンダが目指しているのは、安全な製品をお届けすることにとどまりません。製品を使う1人ひとりと、その周囲の交通参加者の安全まで見据え、安全技術の進化、安全運転普及活動、事故実態の把握と改善を通じて、交通事故そのものを減らしていくことです。企業の交通安全への取り組みを可視化するFIA Road Safety Indexは、私たち自身の現在地と、次に取り組むべき課題を示してくれました。今回の評価を2050年の交通事故死者ゼロに向けた1つの通過点として、今後も挑戦を続けるとともに、この取り組みが企業や業界の枠を超えて広がり、社会全体で交通安全を前進させる力となることを期待しています。

