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スズキと損保ジャパン、石川県能登町で「逃げ地図」と「セニアカー」等を活用した全国初の避難訓練実施

フェーズフリーの考え方を導入し高齢者の自力避難を支援

2026年10月5日 発表
「セニアカー」を活用し、津波発生時の高台避難を想定した実地訓練

 損害保険ジャパンとスズキ、スズキ自販北陸は10月5日、石川県能登町および石川県能登町内浦長尾自主防災組織と連携し、高齢者の自力避難を支える地域防災の取り組みとして、「逃げ地図」と電動モビリティを活用した全国初の避難訓練を実施したと発表した。

 近年、地域の高齢化にともない、徒歩での避難に不安を抱える住民の増加や避難支援を担う人材不足が課題となっている。令和6年能登半島地震からの復興が進む能登町においても、地域住民主体の防災活動の充実と、将来発生が懸念される津波災害等への備えの強化が求められている。

 今回の取り組みでは、損害保険ジャパンが提供する目標避難地点までの時間を可視化する「逃げ地図」と、スズキの子会社であるRT.ワークスが製造・販売する電動アシスト歩行器「RT.3」、スズキ自販北陸が提供するハンドル形電動車いす「セニアカー」を活用。身のまわりにあるモノやサービスを日常時だけでなく非常時にも活用する「フェーズフリー」の考え方を取り入れ、高齢者の自力避難(自助)、地域住民による支え合い(共助)、行政による防災支援(公助)を組み合わせて地域防災力の向上を目指すものとなる。

「逃げ地図」を活用し、避難経路や避難に要する時間を確認するワークショップ

取り組みの概要とスケジュール

 実施された取り組みの概要とスケジュールは以下のとおり。

・「逃げ地図」づくりワークショップ(2026年9月6日実施)

 損害保険ジャパンが普及を推進する「逃げ地図」を用い、自宅から避難場所(内浦長尾集会所)までの経路や避難に要する時間を可視化し、安全な避難方法を確認。

・電動モビリティを活用した避難訓練(2026年10月4日実施)

 電動モビリティ(RT.3、セニアカー)を活用し、自宅から集会所まで移動する避難体験を実施。訓練後には地域住民と成果と課題を共有し、今後の活動等について意見交換を実施した。なお、事前習熟を目的に9月6日より各2台の電動モビリティが能登町内浦長尾自主防災組織に貸与されていた。

実施体制と役割

・能登町:全体調整、自主防災組織との連携、広報
・内浦長尾自主防災組織:地域調整、住民参加の呼びかけ、訓練運営
・損害保険ジャパン:「逃げ地図」づくりワークショップの企画・運営
・スズキ:全体企画・支援、「RT.3」の提供
・スズキ自販北陸:能登町との調整窓口、「セニアカー」の提供