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「マツダファンフェスタ2026」開催 787Bの2台共演などロータリーサウンドを富士スピードウェイに響かせる

2026年10月3日~4日 開催
MAZDA 787Bが2台並ぶ

 マツダは10月3日~4日の2日間にわたり、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)でファン感謝イベント「MAZDA FAN FESTA 2026 at FUJI SPEEDWAY」を開催した。「ファンの皆さまと共に、もっとクルマを楽しむ場」をコンセプトに掲げ、メディア対抗ロードスター耐久レース(メデ耐)のほか、多数の体験プログラムが実施された。今回は特に「MAZDA 787B」をはじめかつてのロータリー車のデモ走行が複数回行なわれ、富士スピードウェイがロータリーサウンドに包まれた。

MAZDA 787Bのデモランは、ル・マンのシーンを再現

 今回、すでに史上初となる2台の「MAZDA 787B」デモ走行イベントが予告されていたが、1回目のデモランの時間となると、白い18号車も含めた3台の787Bがコース上に並んだ。

MAZDA 787B 55号車

 18号車はデモランには参加しなかったものの、初日の14時45分に開始された1回目のデモラン前は、767B、RX-792Pも加わり、グリッドには4ローター車が5台並ぶという壮観な光景となった。

787Bの2台走行が予定されていたが、1回目のデモランでは3台が並んだ
後方はデモランの各車が勢ぞろい。767BとRX-792P、KUDZU MAZDA DLMも並ぶ

 787Bをはじめ歴代マツダレーシングカーのデモランは1日2回、2日間合計で4回を予定。1回目のデモランでは、ホームストレートを高速で駆け抜けたあとすぐ、コース上で767Bのリアカウルが外れるトラブルで一時中断された。

デモランがスタート
アフターファイアーの大サービス
202号車の787Bもアフターファイアー

 このあとすぐにメデ耐の練習走行が予定されていたため、これでデモランは終わりかと思われたが、コースがクリアになると再び787Bをはじめ各車がコースイン。予定された15分間いっぱいまで富士スピードウェイを駆け抜け、スタンドにいる多くのファンがロータリーサウンドを満喫した。

IMSA-GTPのマシンRX-792P。こちらも4ローター
KUDZU MAZDA DLM
デモランの音の主役、サバンナたち
ファミリアロータリークーペ
ロータリーといえばのコスモスポーツ
スーパー耐久に参戦するマツダ3とロードスターも787Bに追従
787Bが2台走行

 歴代レーシングカーも、787Bの2台や767Bのほか、RX-792P、KUDZU MAZDA DLM、3世代にわたるRX-7、サバンナ、ファミリアクーペ、コスモスポーツなどが登場。787Bをしのぐ爆音を響かせて会場を沸かせた。

 続いて、メデ耐の予選やパレードランのあと、日が落ちかけた17時15分、2回目のデモランの時間がやってきた。787Bの走行は予定されていたものの、2回目も15分の枠いっぱいに787Bが走行。ライトを点灯させて暗くなった富士スピードウェイを駆け抜けると、まさにル・マンの夜間走行を思い出させるシーンとなった。

2回目のデモランは日が暮れて夜の雰囲気
デモラン以外は車両が展示された

 デモランでは、バスに乗り込んで走るレーシングカーを間近で観察できる「サーキットサファリ」も同時開催。バス車内から真横を駆け抜ける各車を見られた。

 コース上のイベントでは、愛車でコースを走行できるパレードランが計5回行なわれた。ロードスターが目立ったもののキャロルやボンゴまで、多種多様なクルマがコースを走行した。

自分のマツダ車でコースを走行

 ほかにコースでは、2日目のメディア対抗ロードスター耐久レース(メデ耐)のほか、1日目は全国のマツダ販売会社やグループ会社が腕を競う「マツダグループチャレンジカップ(マツチャレ)」も行なわれた。

全国のマツダ販売会社やグループ会社が腕を競う、マツチャレも開催

マツダのクルマやその技術に触れる体験プログラムが多数

 例年、マツダファンフェスタの「ロータリーエンジン分解・組み立てコーナー」では、熟練の技術者が来場者の目の前で「RX-8」に搭載されていたロータリーエンジンの分解および組み立てを実演。“おむすび型”と親しまれる三角形のローターやエキセントリックシャフトの構造解説に加え、組み付けの難所であるアペックスシールの組み立て手順などが丁寧に実演された。

ロータリーのコーナーではエキセントリックシャフトに付いたハンドルを手で回すとローターが動き、吸入、圧縮、爆発、排気の行程が分かる
ロータリーエンジン分解実演ショーでは、ローターのアペックスシールの組み付け方まで詳しく説明
CLASSIC MAZDAの説明。ロードスターのレストアをはじめ、維持のための部品供給が始まっている

 コンテンツはグランドスタンドの北側にあるイベント広場のほか、ピットビルAの3階、Aパドックにずらりと並んだマツダ販売会社のブースなどで行なわれた。

ピットビルAの3階でも実演やワークショップなど多数開催

 展示コンテンツでは、登場したばかりのCX-5がずらりと並んだ。アクセサリーを装着して少しずつ仕様が変わったCX-5が並んだほか、初代、2代目、現行の3代目を見比べることもできた。

 さらに3代並びの現行CX-5は欧州仕様の左ハンドルとなっており、ふだんはなかなか見ることのできないCX-5も見られただけでなく、実際に乗り込むことも可能だった。

車両の展示はCX-5が主役。さまざまなアクセサリーを装着したCX-5
マットな外装にしたCX-5
歴代CX-5も見比べることができた
手前の現行CX-5は欧州仕様の左ハンドル

 そして今回はコミックの「イニシャルD(頭文字D)」で人気の高い、高橋兄弟のRX-7が展示され、兄のFC3Sと弟のFD3Sが並んだ。

イニシャルDの車両展示。弟の高橋啓介のFDで固定ライト化した姿を再現
こちらは兄の高橋涼介のFC

 メインステージでもさまざまな催しが開催された。中でもCX-5についての解説が人気を集めていた。

開発主査の山口浩一郎氏によるCX-5の解説。山口主査はステージのあとも展示のCX-5の横でユーザーとコミュニケーションしていた
別室で行なわれた寺田陽次郎氏のル・マントークを生中継
2027年のロータリー60周年ではマツダのロータリーエンジンと関わりの深い三次自動車試験場でファンミーティングを開催することが発表された

 販売会社もさまざまな展示を行なった。バッヂやキーホルダーを作るブースのほか、ディーラー独自のサービスや、マツダ車ベースのキャンピングカーやディーラー所有の車両など、独自の取り組みが紹介された。

マツダオートザム松本が手掛けるキャンピングカー。現行のボンゴをベースに長野県産の木を使用。同社のキャンプ場の紹介も行なっていた
フラッグやリストバンドなど楽しい配布物もたくさん
好きなデザインで作れる缶バッヂ
オリジナルタグを作れるディーラーも。人気のところは朝イチでその日の予約がほぼ埋まってしまうところもあった
革のキーホルダー
板金の実演。UV硬化パテを使って短時間で仕上げられることを体験できた
マツダ車を中心とした街の再現。今回はマツダ車以外も交じっている?
ディーラー所有の走行少ないNAロードスター
緊急脱出ハンマーを使ったガラス割り体験。来場者が完全防備でガラスを割る体験ができ、割れると大きな歓声があがった

タイヤやホイールをはじめ、メーカーやショップのエリアも充実

 イベントの楽しみの1つ、Aパドックにはタイヤやホイールをはじめ、各ショップのコーナーも充実。新製品は展示だけでなく即売コーナーもあり、欲しくなったらすぐ買うこともできる。こちらもにぎわっていた。

 また、飲食コーナーもAパドックに設置。お好み焼きをはじめ、人気のお店には行列ができた。

ダンロップのコーナー。注目のオールシーズンタイヤ、シンクロウェザーを装着したロードスター
トーヨータイヤではプロクセスを履いたデモカーを展示。後方にはOPEN COUNTRYシリーズも展示
横浜ゴムは、アドバンカラーのF3000マシンを展示
ブリヂストンは同社代表執行役Global CEOの森田泰博氏が自らロードスターパーティーレースに参戦する車両を展示。タイヤはメデ耐で使うタイヤと同じPOTENZA Adrenalin RE005
ブリヂストンカフェも併設
ホイールメーカーも出展。レイズはTE37誕生30周年のマグブルーのホイールを展示
エンケイはデモカーを展示
BBSのホイール
マツダ向けのエンジンオイル、カストロールMAGNATEC MZ
TEINは車高調を装着したデモカー展示
アルパインスターズとアライヘルメットのブース
BLITZのブースでは、OMPとコラボレーションしたステアリングを展示
BLITZのサクションキットを装着したデモカー
水害から守る「シェルカー+」も展示。最近の情勢から注目を集めていた
ほかにも飲食のブースも出展し、Aパドックはかなり多くのにぎわいをみせた

人気を集めたEZ-60とMAZDA 6e

 車両の展示ではCX-5が多かったが、その陰で人だかりができていたのが海外仕様車の展示。中国仕様のEZ-60は、大型ディスプレイと未来的な内外装が注目を集め、中でもワンタッチでリクライニングでき、リラックスできるシートが人気だった。

 また、欧州仕様のMAZDA 6eは、流麗なスタイリングということでも注目。インテリアも美しいバックスキン調で「日本では買えないの?」などという質問も飛び交っていた。

海外仕様の展示コーナーも設置。こちらはマツダBEVモデルで、2024年モデル中国仕様の「EZ-60」
2024年モデル中国仕様「EZ-60」
大型ディスプレイを搭載した内装。ワンタッチでリラックスポジションに変化するフロントシートが好評だった
2025年モデルで欧州仕様のBEV「MAZDA 6e」
2025年モデルで欧州仕様のBEV「MAZDA 6e」
「MAZDA 6e」の内装。バックスキン調のインテリアが美しい
リアがハッチバック仕様で収納力も高い