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ダンロップ「センシングコア」、いすゞ「フォワード」に展開 「車輪脱落予兆検知」で走行中のホイールナット緩みを検知

2026年10月22日 発表
いすゞ自動車の中型トラック「フォワード」

 ダンロップ(住友ゴム工業)は10月22日、同社独自のセンシング技術「センシングコア」が、いすゞ自動車の中型トラック「フォワード」に採用されたことを明らかにした。車両総重量(GVW)14.5t以上の車型に、センシングコアの一機能である「車輪脱落予兆検知」を備えたシステムが標準装備される。

 センシングコアは、タイヤ空気圧低下警報装置「DWS(Deflation Warning System)」で培った知見を基盤にしたソフトウェア技術。タイヤの回転により発生する車輪速データと車両に流れるCANデータ(車両制御情報)を解析することで、タイヤの空気圧、摩耗状態、荷重や路面状態、車輪脱落予兆などを検知する。

 今回フォワードに搭載された車輪脱落予兆検知は、走行中のホイールナットの緩みを検知するシステム。異常を検知した際には警告表示とブザー音でドライバに注意を促す。従来の点検や経験を通じた検知に加え、走行中でもナットの緩みを検知できるようになることで、車輪脱落事故の未然防止に貢献するとしている。

車輪脱落予兆検知イメージ図

 中型トラックは地域配送や幹線輸送、建設・工事用途など幅広い分野で活用され、日常生活や経済活動を支える輸送手段。市街地や幹線道路などさまざまな道路環境を走行することから、車輪脱落事故が発生した場合には歩行者や自転車利用者を含む第三者に重大な被害を及ぼすおそれがある。

 車輪脱落事故の防止には適切な日常点検や増し締めなど基本的な点検・整備が重要となる一方、ドライバが走行中にホイールナットの緩みに気づくことは難しく、異常の兆候を早期に検知する技術が求められていた。同社はセンシングコアの機能である車輪脱落予兆検知を提供し、車両の異常の兆候を早期に検知することで、中型トラックの安全性向上と車輪脱落事故の未然防止に貢献するとしている。