「NISMO FESTIVAL」リポート
歴代のGT-RやZが集結、2010年のFIA仕様GT-Rも初公開

2009年12月6日開催
会場:富士スピードウェイ



 NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)は12月6日、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)において「NISMO FESTIVAL(ニスモフェスティバル)」を開催した。快晴のもと、約2万9000人の観客が集まった。

 NISMO FESTIVALは、1年間に渡って行われたNISMOのさまざまなモータースポーツ活動を応援したファンに対して、感謝を込めて開催するファン感謝デーで、今年で13回目を迎える。

オープニングではNISMOの柿元総監督が挨拶を行った

ピットに展示された歴代のレーシングカー
 ピットにズラリと展示された歴代GT-RやフェアレディZは、ファンによる投票で組み合わせを決める「オールスタードリームバトル」のほか、来年度のFIA(国際自動車連盟)GT選手権に参戦する2010年仕様の「NISSAN GT-R」が登場する「GT-Rワールドチャレンジ」を筆頭に、GT-Rだけでレースを行う「GT-Rスペシャルバトル」などに参戦した。

 展示車両には、ハコスカやケンメリといった第1世代のGT-Rや、1999年にル・マン24時間制覇を目指して開発されたNISSAN R391、1992年にJSPCシリーズタイトル獲得と、デイトナ24時間の2レースの制覇を目標に掲げたYHP ニッサン R92CPなどもあったが、これらの多くは昨年はコースを走行したのだが、今年は展示のみとなった。

スカイライン2000GT-R(PGC10型、1969年)。1969年にJAFグランプリで優勝したモデルのレプリカ。最高出力は180PS/7000rpmスカイライン2000GT-R(KPGC110型、1972年)のレーシングバージョン。1972年には東京モーターショーに展示されたものの、実際にレースに参加することはなかった。最高出力は160PS/7000rpmスカイライン スーパーシルエット(R30型、1983年)。1979年に始まったスーパーシルエットレースに参戦したモデルで、ドライバーは現在は監督の長谷見昌弘氏。1982年に2勝、1983年に5勝した。最高出力は570PS/7600rpm
リーボックスカイライン(R31型、1989年)。R31スカイラインのGTS-RをベースにしたGr.A参戦車両。最高出力は443PS/8000rpmZEXELスカイライン(R32型、1991年)。スパ24時間耐久レースに参戦したモデルで、最速記録、最長走行距離などの記録を打ち立てて優勝。ドライバーは服部直貴選手、D.ブラバム選手、A.オロフソン選手。最高出力は550PS/7600rpmカルソニック スカイライン(R32型、1993年)。R32スカイラインGT-Rは、1990年の全日本選手権開幕戦でデビュー。1990年は星野一義監督と鈴木利男氏のコンビで、1993年は星野一義監督と影山正彦選手のコンビでチャンピオンになった。最高出力は550PS/7600rpm
写真左のユニシアジェックス スカイライン(R32型、1993年)は、長谷見昌弘監督と福山英朗選手のコンビで第4戦で優勝。写真右のSTPタイサン GT-R(R32型、1993年)は高橋国光氏と土屋圭市氏のコンビで第2戦(オートポリス)で優勝。いずれも最高出力は550PS/7600rpmペンズオイル・ニスモGTR(R33型、1998)。エリック・コマス選手と影山正美選手のコンビでシリーズチャンピオンに。最高出力は500PS/6000rpmペンズオイル・ニスモGTR(R34型、1999年)。エリック・コマス選手と本山哲選手のコンビで1999年の全日本GT選手権(GT500)に参戦。エリック・コマス選手が2年連続でドライバーズチャンピオンを獲得したモデル。最高出力は500PS以上/6000rpm
スカイラインGT-R(R34型、2002年)。同モデルはシーズン前に記者発表用に展示されたレプリカ。最高出力は460PS以上/6000rpmザナヴィ・ニスモGT-R(R34型、2002年)。本山哲選手とミハエル・クルム選手のコンビで2002年の全日本GT選手権(GT500)に参戦したニスモのワークスマシン。このモデルまでRB26エンジンを搭載し、この後にV型6気筒VQ30に変更を受けている。最高出力は470PS以上/6000rpmカルソニック スカイライン(R34型、2002年)。2002年の全日本GT選手権(GT500)に田中哲也選手とブノア・トレルイエ選手のコンビで出場。第5戦(富士スピードウェイ)からエンジンをV型6気筒VQ30に変更し、ラジエーターを後方に移設するなどの工夫が施された。最高出力は485PS以上/5600rpm
ザナヴィニスモGT-R(R34型、2003年)。本山哲選手とミハエル・クルム選手のコンビで全日本GT選手権(GT500)に参戦したワークスマシン。シリーズ8戦中4戦で表彰台に上がり、この年にはドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンを獲得。最高出力は485PS以上/5600rpmモチュール ピットワークGT-R(R34型、2003年)。リチャード・ライアン選手と影山正美選手のコンビで参戦したニスモのワークスマシン。この年からバイプフレーム構造になり、さらにトランスアクスル化が図られたことにより、戦闘力が向上したと言う。最高出力は485PS以上/5600rpmHIS ADVAN KONDO GT-R(NISSAN GT-R・GT500仕様、2009年)。J.P・デ・オリベイラ選手と荒聖冶選手のコンビ。最高出力は450PS以上
IMPUL カルソニック GT-R(NISSAN GT-R・GT500仕様、2009年)。松田次生選手とセバスチャン・フィリップ選手のコンビ。最高出力は450PS以上HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(NISSAN GT-R・GT500仕様、2009年)。ロニー・クインタレッリ選手と安田裕信選手のコンビ。最高出力は450PS以上MOTUL NISMO GT-R(NISSAN GT-R・GT500仕様、2009年)。本山哲選手とブノワ・トレルイエ選手のコンビ。最高出力は450PS以上
NISSAN R390(1998年)。1998年のル・マン24時間レースで総合3位の表彰台を獲得したモデル。ドライバーは星野一義氏、鈴木亜久里氏、影山正彦選手。最高出力は650PS以上/6800rpmNISSAN R391(1999年)。ル・マン24時間レース制覇を目的に開発されたモデル。惜しくもリタイアとなったが、同年に開催されたル・マン富士1000kmレースではみごと優勝。ドライバーはエリック・コマス選手、影山正美選手、本山哲選手。最高出力は650PS以上/7200rpm(リストリクター付き)YHP ニッサン R92CP(1992年)。JSPC(全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権)シリーズタイトル獲得とデイトナ24時間レース2連覇が課せられたモデル。JSPC第1戦では長谷見監督、故ジェフ・クロスノフ氏、影山正彦選手のドライブで、優勝を果たしている。最高出力は800PS以上/7600rpm
ニッサン NP35(1992年)。1993年よりグループCカーはターボ禁止が決定していたため、3.5リッター自然吸気エンジンを搭載したモデル。しかし世界選手権が中止となり、同モデルはJSPC最終戦のみの出場となってしまった。最高出力は630PS以上/1万1600rpmXanavi NISMO Z(Z33型、2005年)。本山哲選手とリチャード・ライアン選手のペアで参戦。2005年にはマレーシアで優勝し、2005年のチームチャンピオンを獲得。最高出力は500PS以上/5600rpmMOTUL AUTECH Z(Z33型、2006年)。SUPER GT(GT500クラス)に参戦したモデル。ドライバーはミハエル・クルム選手とリチャード・ライアン選手で、同年はドライバー部門4位、チーム部門2位を獲得。最高出力は500PS以上/5600rpm
XANAVI NISMO Z(Z33型、2007年)。2007年モデルのGT500仕様車には4.5リッターのVK45DE型エンジンを搭載。ターボと比較してトルクが減るものの、ターボラグから解放されることでドライバビリティに優れた。最高出力は500PS以上/5600rpm

オールスタードリームバトル
 オールスタードリームバトルは、現役ドライバーはもとよりSUPER GTなどで活躍する監督も含め、好みのペアをファンが選んで投票するというイベント。そして今回、2000票を越える票数を獲得した星野一義監督と星野一樹選手、柳田春人氏と柳田真孝選手という“親子タッグ”が誕生した。しかも、星野ペアが乗るのは2002年にJGTCに参戦した「カルソニックスカイライン」で、柳田ペアが乗るのは“Zの柳田”の異名どおり、2006年にSUPER GTに参戦した「MOTUL AUTECH Z」だ。

途中リタイアした星野ペアのカルソニックスカイライン

 グリッドは影山正美選手&藤井誠暢選手ペア(XANAVI NISMO Z:2007年 SUPER GT)、柳田春人氏&真孝選手ペア(MOTUL AUTECH Z:2006年 SUPER GT)、田中哲也選手&セバスチャン・フィリップ選手ペア(ザナヴィ ニスモ Z:2005年 SUPER GT)、本山哲選手&安田裕信選手ペア(当初MOTUL PITWORK GT-R:2003年 JGTCの予定だったが急遽1998年ペンズオイルGT-Rに変更)、近藤真彦監督&荒聖冶選手ペア(ザナヴィ ニスモ GT-R:2003年 JGTC)、星野一義監督&一樹選手ペア(カルソニックスカイライン:2002年JGTC)、松田次生選手&ブノワ・トレルイエ選手ペア(ザナヴィ ニスモ GT-R:2002年 JGTC)、長谷見昌弘監督&横溝直輝選手ペア(ニスモテストカー:2002年 JGTC)、ロニー・クインタレッリ選手&J.P・デ・オリベイラ選手ペア(ペンズオイル・ニスモ GT-R:1999年 JGTC)の順。

 周回数は9周で、その中でドライバーの交代が義務づけられる。2周のフォーメーションラップののちローリングスタート。最初にドライバー交代を行った長谷見/横溝ペアがみごとに優勝、以下柳田ペア、近藤/荒ペアと続いた。星野ペアは残念ながらリタイアに終わったが、レース中には星野一義監督がどこからか持ってきた黄旗を振って他車に「追い越し禁止」の注意をしていた。この時点で星野ペアの順位は最下位で、追い越されることはない。つまり氏の心憎い演出というわけである。こうしたパフォーマンスに、観客席からは大きな声援があがっていた。

各ペアらはピット周辺で打ち合わせ。星野監督&一樹選手近藤監督&荒選手長谷見監督&横溝選手
影山正美選手&藤井誠暢選手ペアのXANAVI NISMO Z柳田春人氏&真孝選手ペアのMOTUL AUTECH Z近藤真彦監督&荒聖冶選手ペアのザナヴィ ニスモ GT-R
長谷見昌弘監督&横溝直輝選手ペアのニスモテストカー近藤真彦監督&荒聖冶選手ペアのザナヴィ ニスモ GT-R星野一義監督&一樹選手ペアのカルソニックスカイライン
GT-Rワールドチャレンジに参加した面々

GT-Rワールドチャレンジ
 GT-Rワールドチャレンジでは、2009年に初めてFIA GT選手権にテスト参戦した、ゼッケン35をつけた「NISSAN GT-R」をミハエル・クルム選手がハンドルを握ったほか、今回のNISMO FESTIVALがお披露目となる、2台の2010年仕様「NISSAN GT-R」(以下、FIA GT-R)がデビューした。ドライバーは本山哲選手とブノワ・トレルイエ選手。また、過去に世界で戦ったZEXEL SKYLINE(1991年 Gr.A)を長谷見監督が、NISMO GT-R LM(1996年 ル・マン)を星野監督がドライブして登場する予定だったが、NISMO GT-R LMはマシントラブルのため残念ながら不参加となった。

 2010年仕様のFIA GT-Rに搭載されるエンジンは、5552cc VK56DEで、最高出力600HP、最大トルク650Nm以上で後輪駆動。ボディーサイズは4730×2040mm(全長×全幅)で、ホイールベースは2780mm。サスペンション形式はフロントダブルウィッシュボーン、リアマルチリンク。これら公表された主要諸元は2009年仕様と大きく変わらないものの、フロントのトレッドは1670mmから1675mmに変更されている。ホイールサイズは前後とも13.0J×18。

 コースをパレード走行したのちに、メインスタンド前では各選手とNISMOの眞田裕一社長のインタビューが行われた。今年開発ドライバーを担ったミハエル・クルム選手は「2010年仕様はハンドリング性が一段と上がり、レベルアップした」と言う。

 また、眞田社長からはFIA GT選手権はワークスチームが参戦できないため、現在パートナーチームを探しているとし、テストドライバーを行っているミハエル・クルム選手については「現在準備中の段階ではあるが、マシンの性能は向上しているし、今年以上に頑張ってもらえると思っている」と、来年度もドライバーを務める可能性を示唆した。

当日はミハエル・クルム選手が2010年仕様に乗る場面もミハエル・クルム選手と入念に打ち合わせをしていたのはブノワ・トレルイエ選手NISMO GT-R LMがマシントラブルのため、出走しなかった星野監督とニスモの眞田裕一社長
今年FIA GT選手権にテスト参戦した2009年仕様のFIA GT-R
左からスパ24時間耐久レースに参戦したZEXELスカイライン(R32型)、2009年仕様FIA GT-R、2010年仕様FIA GT-R
2010年にFIA GT選手権に出場予定のNISSAN GT-R
グリッドウォークには、多くの来場者が参加

GT-R スペシャルバトル
 GT-R スペシャルバトルは、数多のレースで歴史を作ってきたGT-Rだけが参加するイベント。大きくGr.A参戦車両(3台)、JGTC参戦車両(6台)、SUPER GT参戦車両(4台)の3世代から計13台がエントリーした。そのまま走ったのでは差が開いてしまうため、SUPER GTマシンはドライバーとタイヤ交換、JGTCマシンは30秒のピットストップが課せられるハンディキャップが設けられた。SUPER GTマシンのタイヤ交換時はピットワークのタイムアタックも実施。レースは10周で、スタート前には来場者がマシンと選手らと触れあえるグリッドウォークも実施された。

 参加マシンとドライバーは、MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ:2009 SUPER GT)、HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ロニー・クインタレッリ/安田裕信:2009 SUPER GT)、IMPUL カルソニック GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ:2009 SUPER GT)、HIS ADVAN KONDO GT-R(J.P・デ・オリベイラ/荒聖治:2009 SUPER GT)、MOTUL PITWORK GT-R(影山正美:2003 JGTC)、ザナヴィ ニスモ GT-R(田中哲也:2003 JGTC)、ザナヴィ ニスモ GT-R(柳田真孝:2002 JGTC)、カルソニックスカイライン(星野一樹:2002 JGTC)、ペンズオイル・ニスモ GT-R(横溝直輝:1999 JGTC)、ペンズオイル・ニスモ GT-R(藤井誠暢:1998 JGTC)、ユニシア ジェックス スカイライン(長谷見昌弘:1993 Gr.A)、カルソニックスカイライン(星野一義:1990 Gr.A)、STPタイサン GT-R(近藤真彦:1992 Gr.A)。

 レース展開は、やはり同世代ごとにグループが分かれる展開で、なんと言ってもGr.Aの3台に注目が集まった。負けず嫌いで知られる星野監督と長谷見監督のバトルでは、お互いにダンロップコーナーをショートカットするという意地の張り合いで、ある意味ガチンコバトルを楽しませてくれた。近藤監督もショートカットするも、マシントラブルによりリタイアした。

ダンロップコーナーをショートカットし近藤監督を抜き去る星野監督。このあと、長谷見監督と近藤監督もショートカット

 また、ピットでのタイムアタックは、HIS ADVAN KONDO GT-Rが21秒32で1位を獲得したが、2位のIMPUL カルソニック GT-Rは互角で作業をこなし、ほぼ同時でコースインする展開を見せ、観客を大いに沸かせていた。なお、NISMOワークスチームは左フロントタイヤの交換に手間取り順位を落としたが、最終的には1位でゴール。

MOTUL AUTECH GT-R
HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
IMPUL カルソニック GT-R
HIS ADVAN KONDO GT-R
MOTUL PITWORK GT-Rザナヴィ ニスモ GT-Rザナヴィ ニスモ GT-R
ペンズオイル・ニスモ GT-R
ペンズオイル・ニスモ GT-R
ユニシア ジェックス スカイライン
カルソニックスカイライン
STPタイサン GT-R
各ドライバーや監督と触れあえる絶好の機会のグリッドウォーク

 このほかにも、マーチのワンメイクレース「MARCH Cup エキシビジョンレース FINAL」やフェアレディZだけが参加する「Z-Challenge エキシビジョンレース」、各レースマシンの隣に乗れる同乗走行が、レーシングコースで行われた。

日産自動車のタバレス副社長は昨年に続き今年もMARCH Cupに出場
今回がラストレースのMARCH Cup柳田真孝選手は日産のエースナンバー装着車で出場
星野一樹選手も出場
Z-Challenge エキシビジョンレースには谷口信輝選手らも参加
同乗走行で各マシンに乗り込む来場者。なんとも羨ましい経験をしていた。バスに乗ってコース内を疾走するレーシングカーを間近で見られるサーキットサファリも行われた

 パドック側のイベントエリアにはさまざまなグッズを出展メーカーが展示・販売するほか、スタンド側のイベントエリアでは日産とNISMOのグッズ販売コーナー、子供向けのレーシングカート体験試乗会(プロドライバーによるチーム対抗戦デモレースも実施)、実際のレースで使用されたホイールやメカニックウェアを販売するガレージセールがなど開かれた。

パドック側イベントエリア

GT-R専門店Best Rのブース。当日はR34GT-Rの販売のほか、中古パーツを多数扱っていた東名パワードブース。Zの展示もFUJITSUBO(藤壺技研工業)ブース。マフラーやオリジナルグッズの販売を行っていた
RAYSブース。ワークスホイールも扱っているブランドだけに、多くの人が興味津々にホイールを見ていたBRIDEブース。フルバケからセミバケまでラインアップしていたSUPER GTブース。はずれクジなしのガラポン(1回200円)では、タミヤ製ラジコンやSUPER GTオリジナルグッズが用意されていた
KYB(カヤバ工業)ブース。ミニバン専用サスペンション「Lowfer Sports」の販売などを行っていたHKSブース。R34GT-Rのデモカーやパーツを展示ハセミモータースポーツブース。スカイラインのデモカー展示のほか、レーシングスーツやミニカー、カレンダー、Tシャツなどを販売
GT-Rを得意とするチューニングショップのMine'sブース。R34GT-Rのデモカー展示のほかオリジナルのアルミホイール、マフラー、サスペンションなどの販売も行っていたカルソニックブース。ロゴ入りTシャツやキャップ、タオルの販売を実施YOKOHAMA(横浜ゴム)ブースでは各種ホイールやハイグリップラジアルADVAN NEOVA AD08や、SタイヤADVAN A050なども展示

スタンド側イベントエリア

ピットワークシミュレーションコーナーでは、実際にレーシングカーを使ってタイヤ交換の実演が行われたほか、来場者とドライバーとの競争も今年SUPER GTに出場したGTドライバーによるトークショーGT500チーム監督トークショーには柿元邦彦総監督のほか鈴木豊監督、星野一義監督、長谷見昌弘監督、近藤真彦監督が参加した
カートを使ったチーム対抗戦も行われた。ポールポジションからスタートしたブノワ・トレルイエ選手はロニー・クインタレッリ選手との競り合いでタイヤバリアと激突し、順位を落としてしまった。優勝したのは安田裕信選手
レースで使われたアイテムが多数並んだガレージセールコーナー
京商ブースにはGT-Rに関連する製品がズラリと並ぶ。塗装済みボディーも参考出品
Omori Factoryワールドでは、大森ファクトリーのスタッフにより午前中にエンジン分解デモ、午後には組み立てデモが行われた
エンディングでは各ドライバー、監督が勢揃い

「来年こそはチャンピオンを奪回すると心に誓いたい」
 イベントの最後には、選手を代表して本山選手と、鈴木豊監督、眞田社長らから挨拶があった。本山選手からは一年間応援してくれたことへの謝意が語られ、こうしてファンと触れあえたことに対してドライバーやスタッフ陣も嬉しかったと言い、「年1回に限らず、こうしたイベントをもっとやっていきたい」と抱負が述べられた。

 また、鈴木氏からは、GT500であと一歩のところで優勝を逃したことについて「本当に申し訳ありませんでした」と話し、「来年こそはここにいる皆様の熱い声援に応えてチャンピオンを奪回すると心に誓いたい」と述べた。

 眞田社長は「SUPER GTでは必ず良い結果が残せるようにしたい。また、どこの国で行われるかスケジュールは決まっていないが、FIA GT選手権への出場も予定しているので、ぜひ応援をお願いしたい」とし、イベントが締めくくられた。

 日産ファンにとっては、NISMO FESTIVALはレース本番とはまたひと味違った雰囲気でレーシングマシンやドライバーたちと接することのできる、数少ない貴重なイベント。冒頭で記載したように、昨年と比べて出走車両が若干減ったものの、日産づくしのフルコースに、来場者は満腹だったようだ。

選手を代表して本山選手が御礼の挨拶「チャンピオンを奪回すると心に誓いたい」と述べた鈴木豊監督「来年も応援をお願いします」と眞田社長

(編集部:小林 隆)
2009年 12月 9日