日産自動車は10月8日、コンパクトスポーツクロスオーバー「ジューク」のターボモデル「ジューク ターボ」のティザーサイト（http://www.nissan.co.jp/JUKE/TURBO/）を公開した。発売は11月初旬を予告している。

　ジューク ターボは、ジューク発売時から追加グレードとして予告されていたモデル。ティザーサイトによると、追加グレードとしては2WDモデル「16GT」と4WDモデル「16GT FOUR」がある。

　搭載エンジンはいずれも同じ直列4気筒 DOHC 1.6リッター「MR16DDT」。直噴＋ターボであること、吸排気可変バルブタイミング機構「CVTC」を持つことが記されている。また、このエンジンの最高出力や最大トルクは発表されていないものの、7月6日の技術説明会で、1.6リッターエンジンでありながら、2.5リッターエンジン相当のトルク/出力性能であると発表されている。

ALL MODE 4×4-i（トルクベクトル付き）の技術説明映像

　4WDシステムについては、 トルクベクトル付きのALL MODE 4×4-iを搭載。後輪左右にかかるトルクをそれぞれ電子制御カップリングでコントロール。車輪速センサー、ステアリング舵角センサー、ヨーレートセンサー、Gセンサー、アクセルセンサー等の情報からドライバーの操作や、アンダーステア、オーバーステアといったクルマの挙動を瞬時に読み取り、トルク制御を行うことでスムーズなコーナリングを実現すると言う。

　そのほか、6速マニュアルモード付きCVTを搭載すること、4WDモデルではリアにマルチリンクサスペンションを搭載することが明かされており、MR16DDTエンジンと、ALL MODE 4×4-i（トルクベクトル付き）に関しては、映像による解説も用意されている。

　なお、このティザーサイトでは、自然吸気のジュークでは設定のないボディーカラーのジューク ターボのイラストが描かれている。