ニュース

スズキ、2015年にMotoGP復帰

MotoGPから得たノウハウを量産車にフィードバック

開発車両として使われる1000cc並列4気筒GPレーサー
2013年6月17日発表

 スズキは6月17日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催するロードレース世界選手権「MotoGP」に、2015年から復帰すると発表した。

 同社は2011年に、先進国市場の長引く不況、歴史的な円高、災害等を背景に、MotoGPへの参戦を2012年から休止することを発表していた。その際、2014年からの復帰を目指すとしていたが、1年ずれの2015年から復帰することを正式に明らかにした。

 今後はより実戦的なテストを行うためにテストチームを編成し、カタロニア(スペイン)で行われる合同テストに参加するとともに、各国のサーキットで走行テストを行いながら技術開発と熟成を図り、2015年よりMotoGPに参戦する。

 また、MotoGPを通じて得られたノウハウは量産車にフィードバックするとしており、より魅力的な商品の開発を進めていくと言う。

 2013年の欧州テストチームでは、チームマネージャーをダビデ・ブリビオ氏が、開発ライダーをランディー・ド・プニエ選手が務める。なお、走行テストには1000cc並列4気筒GPレーサーを使うとしている。

(編集部:小林 隆)