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ランボルギーニ、「ガヤルド」「アヴェンタドール」の創立50周年限定車を日本導入
ガヤルドは世界限定90台以下、アヴェンタドールは世界限定100台
(2013/7/17 20:35)
ランボルギーニ ジャパンは7月17日、アウトモビリ・ランボルギーニの創立50周年を記念した「ガヤルド LP560-2 50°アニヴェルサリオ」「アヴェンタドール LP720-4 ロードスター50°アニヴェルサリオ」を発表、都内で報道陣に公開した。価格はガヤルド アニヴェルサリオが世界限定90台以下で2291万6250円、アヴェンタドール アニヴェルサリオが世界限定100台で5598万8100円。
なお、創立50周年を迎えるにあたり、2013年に製造されるランボルギーニ全モデルには、運転席に50周年エンブレムが装着される。
ガヤルド アニヴェルサリオ
ガヤルド アニヴェルサリオは、90度V型10気筒DOHC 5.2リッターエンジンに6速MTまたは6速シーケンシャルトランスミッション「e-gearシステム」を搭載し、後輪を駆動。最高速320km/h、0-100km/h加速3.9秒を誇る。
エクステリアでは、塗装の際に反射の強い粒子の層を追加し、光を強く反射するグリッター効果を高めた同モデル限定カラーの「ビアンコ・オパリス」(白色)を採用。またカーボン製のハイ・リアウイング、透明のエンジンボンネット、ダークグレーの19インチ鍛造アルミホイールなども装備する。
インテリアでは、「ネロ・スーパーレッジェーラ」(黒色)を基調とするアルカンターラ内装コンセプトを採用。シート、ダッシュボード、ルーフ・ライニング、ロッカーカバー、ドアパネルなどはスエード生地のアルカンターラが採用される。さらに、カーボン製スポーツ・バケット・シート、ルーフ・ライニング、ドアパネルにはホワイトの「Q-シトゥラ ステッチ」が施されている。
ガヤルド LP560-2 50°アニヴェルサリオ | |
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全長×全幅×全高[mm] | 4345×1900×1165 |
ホイールベース[mm] | 2560 |
前/後トレッド[mm] | 1632/1597 |
乾燥重量[kg] | 1380 |
エンジン | 90度V型10気筒DOHC 5.2リッター |
ボア×ストローク[mm] | 84.5×92.8 |
圧縮比 | 12.5:1 |
潤滑方式 | ドライサンプ |
最高出力[PS/rpm] | 560/8000 |
最大トルク[Nm/rpm] | 540/6500 |
トランスミッション | 6速MT/6速セミAT「e-gear」 |
前/後サスペンション | ダブルウィッシュボーン |
前/後ブレーキ | 8ピストン/4ピストン |
前/後タイヤ | ピレリP ZERO 235/35 ZR19 / 295/30 ZR19 |
前/後ホイール | 8.5×19/11×19 |
アヴェンタドール アニヴェルサリオ
アヴェンタドール アニヴェルサリオは、今年の上海モーターショーで公開された世界限定車。
ベースとなる「アヴェンタドール LP 700-4」が搭載するドライサンプの60度V型12気筒DOHC 6.5リッターエンジンをチューニングし、最高出力を従来の700PSから720PSに引き上げた。トランスミッションは7速のシングルクラッチ・シーケンシャルトランスミッション「ISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)」で、4輪駆動モデルとなる。0-100km/h加速は3.0秒、最高速は350km/hをマークする。
エクステリアではフロントのエアインテークとエアロダイナミック・スプリッターを拡大したほか、両サイドに小型のフラップを装着。また、リアのディフューザーを拡大するとともに、大型のメッシュを用いることでエンジンルームの換気性能を向上。ホイールはハイグロスブラックの塗装が施される。
インテリアでは、アヴェンタドール アニヴェルサリオ専用にきめの細かい天然のセミアニリン皮革を採用。シートカラーは同モデルがいかに高級であるかを表すため、ランボルギーニの故郷であるイタリアのエミリア=ロマーニャ州の土を彷彿とさせる「テラ・エミリア」(茶系統色)を採用している。
なお、今回の発表会で披露されたアヴェンタドール アニヴェルサリオのボディーカラーはグレー・チタンとなるが、「ミウラ」を想起させる「ジャロ・マッジョ」(5月の黄色の意)と呼ばれる鮮やかな黄色を選択することも可能になっている。
アヴェンタドール LP720-4 ロードスター50°アニヴェルサリオ | |
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全長×全幅×全高[mm] | 4834×2030×1136 |
ホイールベース[mm] | 2700 |
前/後トレッド[mm] | 1720/1700 |
乾燥重量[kg] | 1625 |
エンジン | 60度V型12気筒DOHC 6.5リッター |
ボア×ストローク[mm] | 95×76.4 |
潤滑方式 | ドライサンプ |
最高出力[PS/rpm] | 720/8250 |
最大トルク[Nm/rpm] | 690/5500 |
トランスミッション | 7速シングルクラッチシーケンシャル |
前/後サスペンション | プッシュロッド・システム付きホリゾンタル・モノチューブ・ダンパー |
前/後ブレーキ | 6ピストン/4ピストン |
前/後タイヤ | ピレリP ZERO 255/35 ZR19 / 335/30 ZR20 |
前/後ホイール | 9×19/12×20 |
100年分の革新を50年で達成したランボルギーニ
同日、都内で開催した発表会には、ランボルギーニ・ジャパンでカントリー・マネージャーを務めるエジナルド・ベルトーリ氏が出席。ベルトーリ氏は「今年はフェルッチョ・ランボルギーニが1963年に会社を設立してから、ちょうど50年目にあたる。イタリアでの50周年記念イベントを行った際、エゴイスタ(1名乗車のスーパーカー)を発表したが、フューチャリスティックであることがお分かりいただけるだろう。このように、ランボルギーニは100年分の革新を50年で達成したと言える」と、5月に伊サンタアガタ・ボロネーゼで開かれたランボルギーニ50周年イベント「グランド・ツアー」において公開したエゴイスタを例に取り、革新的なスピードで同社が進化していることを解説。
また、50周年記念モデルについては、「ガヤルド アニヴェルサリオは高いドライビングスキルが必要になり、走る歓びを追求したよりエモーショナルで深い満足を得られるセッティングになっている」「アヴェンタドール アニヴェルサリオは従来から20PSアップし、エアロダイナミクスの向上も図った」と述べ、両車の魅力について語った。