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日産、7人乗り仕様も設定する新型「エクストレイル」発表会
3代目は先進安全装備を手に入れた“テクノロジー×タフギア”
(2013/12/12 00:00)
日産自動車は、10月24日に車両価格以外の情報を公開して予約を受け付けてきた新型SUV「エクストレイル」を12月16日に正式発売する。価格は224万9100円~279万7200円。
3代目となる新型エクストレイルは、9月に開催されたフランクフルトモーターショーの会場でワールドプレミア。日産のグローバルな成長を支えるモデルとして190か国での販売を予定し、アメリカでは新型「ローグ」として市場投入。2014年7月にはヨーロッパ市場でも販売が開始される予定となっている。
プラットフォームには日産・ルノーアライアンスが新たに共同開発した「コモン・モジュール・ファミリー(CMF)」を採用。CMFを使った最初のモデルとなっており、初代モデルから受け継いできた「ALL MODE 4×4-i」などによるSUVとしての走破性に加え、世界初の装備となる「アクティブエンジンブレーキ」など多彩な先進技術の投入も大きな見どころとして注目を集めている。このほか、車両の詳細な情報については関連記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20131211_627149.html)(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20131024_620350.html)をご参照いただきたい。
時代が求める先進機能や環境性能を手に入れて“最強のSUV”に進化
神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで行われた発表会では、日産自動車 副社長の片桐隆夫氏が登壇して歴代エクストレイルと新型について紹介。このなかで片桐氏は「新型エクストレイルは、がんがん使える道具としての力強さを継承・進化させながら、時代が求める先進機能や環境性能を加え、まさに“最強のSUV”と呼ぶにふさわしいクルマに仕上がっていると確信しています」と語り、好評の「ALL MODE 4×4-i」加え、「アクティブライドコントロール」「アクティブエンジンブレーキ」といった世界初のシャシー制御技術を採用して走行性能に磨きをかけていると解説する。
また、「新型エクストレイルは単なる移動手段としてだけではない特別な価値を、お客様の毎日の生活にもたらすクルマになっています」「冬にはウインタースポーツを、夏にはキャンプやサーフィンを楽しむといった人も多いことでしょう。新型エクストレイルでは新たに追加した7人乗りの3列シート車もあり、どのようなアウトドアステージでもお客様にとって使いやすい道具として活躍してくれると思います」とコメント。このほかにも、新型エクストレイルは日産自動車九州の工場で生産が行われ、月販2500台を予定していること、日本国内におけるSUVの需要は2013年以降に横ばいになると予想されているが、近年はクロスオーバー系SUVの市場が拡大していることなどを紹介している。
このほかにも、ラジオパーソナリティなども務めるピストン西沢氏がMCを担当する前後編のトークショーを実施。前編では新型エクストレイルの日本市場での商品企画を担当した日産自動車 リージョナルプロダクトマネージャーの富岡保氏、国内マーケティングを担当した日産自動車 マーケティングディレクターの小林恭彦氏の2人が登場。ピストン西沢氏は事前に体験した新型エクストレイルの試乗内容と感想なども挟みながらトークを展開。
富岡氏は「3代目になっても、エクストレイルの一番大切な部分は、アウトドアスポーツやレジャーを楽しむ人たちにとって最適な道具であり続けることで、このクルマのコアだと認識しています」「そのうえでナンバーワンを目指し、お客様が使うどんなシーンでもより高い満足を感じていただけるよう、いろいろな技術や装備をふんだんに採用して“最強のSUV”ができたと思っています」と語り、自身も2代目エクストレイルのオーナーでもある小林氏は「東京に住んでいると“毎日がアウトドア”ということではありません。でも、家族と遊びに出かけたり、スキー場に行ったりというシーンでは、例えば防水内装などは本当に助かる装備になっています。そんな“道具として使える”部分はお客様のハートに刺さる魅力なので、ここは変わることはありません」と述べている。
また、新しくスタートするテレビCM・Webムービーの広告展開についても解説が行われ、新型エクストレイルの魅力をアピールする新プロジェクト「X-TECH GEAR PROJECT」を公開した。このプロジェクトでは、新型エクストレイルが持つ特徴的な装備のイメージを、「面白法人カヤック」の手でスノーボード用品の中に投入。刺激的な魅力を持つ「X-TECH GEAR(エックス テック ギア)」として再現されている。
トークショーの後編では、このX-TECH GEARの開発にテスターとして参加し、プロスノーボーダーとして2012~2013年シーズンのスノーボード・スロープスタイル世界チャンピオンになった角野友基選手がゲスト参加して、X-TECH GEARの開発で体感したそれぞれのアイテムの感想などを紹介。まだ17歳で免許を持っていない角野選手だが、父親にスキー場までクルマで連れて行ってもらったときのエピソード、免許を持っている先輩でエクストレイルに乗っている人がいることなどを語り、「免許を取ったらエクストレイルを買おうと思っていました。あ、僕、エクストレイル欲しいです!」とストレートにリクエストして会場の笑いを誘った。