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ヤマハ、電動アシスト車いすの完成車「JWスウィング」

アシスト力や左右バランスなどを細かく設定できる「JW Smart Tune」に対応

ヤマハ初の電動アシスト車いす「JWスウィング」(スポークカバーはオプション)
2014年6月10日発売

36万3000円(非課税)

 ヤマハ発動機は、電動アシスト車いすの完成車「JWスウィング」を6月10日に発売する。価格は36万3000円。

 JWスウィングは、高齢者を中心に車いすが必要な人の行動範囲拡大や自立支援、介護保険を使ったレンタルなどでの利用を目的に開発された電動アシスト車いす。自社開発フレームに、車いすのハンドリム操作の負荷に応じてモーターで補助する車いす用電動アシストユニット「JWX-2」を組み合わせて構成している。

 両輪のハブに内蔵する24V 100WのACサーボモーターをハンドリム型トルクセンサーで制御するスタイルで、一般的な車いすと同じ操作で利用できる。バッテリー別体式のスマートなデザインとなっており、ワンアクションで折りたたみも可能。バッテリーは24V×6.7Ahのニッケル水素バッテリー、25.2V×11.2Ahのリチウムイオンバッテリーが用意されており、それぞれ連続走行距離が20km/40kmとなっている。フレーム形状では足下のレッグサポート部にゆとりを持たせ、快適に動き出せるよう骨盤サポート機能も与えている。

 また、使用中に2パターンのアシスト設定を走行モード切替スイッチで使い分けられるようになっているほか、パソコン用アプリケーションソフトウェア「JW Smart Tune」に対応しており、使う人や状況に応じて「アシスト力」「左右バランス」「直進性・旋回性」「応答性」などを細かくチューニングできる。

アームサポートの有無、スポーティタイヤと標準タイヤ、ホイールキャップ色などをユーザーの好みによって選択可能としている
折りたたみや電動部分の着脱をワンアクションで実現

 このJWスウィングは、4月17日~19日にインテックス大阪で開催される「バリアフリー2014」、4月19日~20日にTRC東京流通センターで開催される「第13回子どもの福祉用具展2014」で展示・試乗が行われる。

(編集部:佐久間 秀)