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三菱自動車、ランエボ最終モデル「ランサーエボリューション ファイナルエディション」を先着1000台で予約受付開始

ナトリウム封入エキゾーストバルブで最高出力を向上

2015年4月10日先行予約受付開始

429万8400円

約23年にわたる歴史の最後を飾る特別仕様車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」

 三菱自動車工業は、「ランサーエボリューションX」の特別仕様車「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の発売に先駆けた先行予約を4月10日から開始した。8月ごろの発売を予定しているこの特別仕様車は、1000台限定で429万8400円。この特別仕様車でランサーエボリューションXは生産終了となり、先行予約は1000台に達した時点で受け付け終了となる。

 GSRの5速MT車をベースとしたファイナルエディションは、ナトリウム封入エキゾーストバルブを採用して最高出力を向上。中高速域で伸びのある出力特性としている。現時点では型式認定を取得していないのでエンジン出力の正式な数値は公表されていないが、8月ごろという発売前には公表される予定となっている。

 このほかに走行関連のメカニズムでは、これまでメーカーオプション設定としていたビルシュタイン製前後単筒式ショックアブソーバー、アイバッハ製前後コイルスプリング、ブレンボ製2ピースタイプフロント大径ベンチレーテッドディスクブレーキ、ハイパフォーマンスタイヤなどをセットにした「ハイパフォーマンスパッケージ」を標準装備としている。

 エキステリアデザインでは、ボディーカラーに全5色を用意し、ルーフ部をブラック塗装とした2トーンカラーもメーカーオプション設定。フロントグリルモールにダーククロームメッキを施し、バンパーセンターとボンネットフードエアアウトレットに光沢のあるグロスブラック塗装を与える。標準装備のBBS製18インチ鍛造アルミホイールはダーク調塗装に変更するなど、精悍さを引き立るコーディネートとしている。

 車内はルーフトリムや各ピラーをブラックに統一してスポーティ感を高め、さらにアクセントとして、レカロ製レザーコンビネーションシートやステアリング&シフトノブ、パーキングレバー、フロアコンソールリッドのステッチをレッドに変更している。

 三菱自動車のWebサイトにはファイナルエディションのさまざまな情報を紹介するスペシャルサイト(http://www.mitsubishi-motors.co.jp/evo/special/final_2015/)が用意されているほか、4月11日~12日に東京 お台場特設会場で開催される「第10回 モータースポーツジャパン2015 フェスティバル イン お台場」、4月12日に筑波サーキットで開催される「ハイパーミーティング2015 in 筑波」でファイナルエディションの実車展示が行われる予定となっている。

主要諸元
全長×全幅×全高(mm)4495×1810×1480
ホイールベース(mm)2650
トレッド(mm)1545(前後)
最低地上高(mm)140
車両重量(kg)1530
エンジン4B11型 2.0リッター直列4気筒DOHC MIVECインタークーラーターボ
トランスミッション5速MT
サスペンション前:マクファーソンストラット式

後:マルチリンク式
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク(4ピストン、2ピース)

後:ベンチレーテッドディスク(2ピストン)
タイヤ245/40 R18 93W

(編集部:佐久間 秀)