ニュース

スバル、クルマを通じた趣味などを応援する「アクティブライフ応援プロジェクト」スタート

9月6日まで本社ショールームで期間限定の「SUVフェス」開催

2015年5月14日発表

 スバル(富士重工業)は5月14日、クルマを通じて趣味やスポーツを楽しむ人を応援する「アクティブライフ応援プロジェクト」のキックオフイベントを開催した。

 東京・恵比寿にあるスバル本社ショールームで開催したキックオフイベントでは、モデルで歌手のすみれさんがスラックラインの実演などを披露。クルマを通じて趣味やスポーツを応援するスバルの新たな取り組みについて紹介した。

イベントに登場した富士重工業 スバルネクストストーリー推進室室長の小島敦氏(左)、モデルで歌手のすみれさん(中央)、自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏(右)

スバルをもっと好きになってもらう活動

取り組みについて説明する富士重工業 スバルネクストストーリー推進室室長の小島敦氏

 スバルでは、4月1日から「スバルネクストストーリー推進室」が新設されており、スバルブランドの「安全と愉しさ」を広め、もっとスバルを好きになってもらうための活動を行っているが、今回の取り組みはそれをさらに推し進めたもの。

 同推進室の室長を務める小島敦氏は「スバルのお客様は、自転車、ゴルフ、スキー、アウドドアといったことを楽しむ方がたくさんいらっしゃる。これは、走りや安全といった性能、パッケージング、耐久性や信頼性といった、スバルがクルマづくりに一貫してこだわり続けてきたことが、ライフスタイルのパートナーとしてスバル車はすばらしい、そう評価されてきた」と解説。さらに今回の取り組みは「スバルのことをもっと多くの方に知ってもらうため、お客様の楽しまれている趣味や、もっとこういうことやってみたい、というお客様の好奇心に、体験の場を提供する」と説明した。

 具体的には、専用Webサイト「アクティブライフ スクエア」(http://www.subaru.jp/lifeactive/)を開設し、クルマはもちろん、ゴルフや自転車、スキーなどでユーザーが参加できるプログラムを紹介していく。さらに実際に実施したイベントの模様やスポーツ選手の紹介などの情報を集約。「お客様のアクティブライフの情報のすべてを集約し、アクティブに人生を楽しみたいと考えているお客様と、スバルをつなぐ架け橋」と表現した。

 掲載プログラムはスポーツ競技やスポーツ選手を交えたものが多く、これまでにプロドライバーの山野哲也さんや元シンクロナイズドスイミング選手の青木愛さんと行くSUPER GT観戦ツアー、荻原次晴さんと行く山登り、プロロードレーサーと一緒に山岳路を走るイベントなどを実施。今後は釣り、ゴルフ、モータースポーツなどのプログラムを実施予定で、6月20日にはラリードライバーの新井敏弘選手によるドライビング・レッスン、9月下旬開催のスバル工場見学なども予定。さらに冬季には雪山でのウインタースポーツも検討しているという。

 また、顧客から寄せられたプログラムのリクエストをもとに、賛同者が集まったプログラムを実施するという取り組み「アクティブライフ リクエスト」もスタートさせる。

ブランド戦略深化のために始めた新たな試み
テーマは「もっと安心に、もっと愉しく」
プロジェクト専用に用意されたアクティブライフ スクエアのWebサイト
ユーザー参加型イベントを紹介する「アクティブライフ プログラム」
サイトで紹介されている過去に実施したイベント
リクエストの受け付けも実施。賛同者が多いと実現する可能性が高まる

 一方、インターネット以外でのリアルイベントも実施。スバルが考えるアクティブな世界観を本社ショールームや販売店で表現する「SUVフェス」を、9月6日までの期間限定で開催する。

 本社ショールームでは4台のスバル車で世界観を描いており、アウトドアスポットで仲間と楽しむ「エクシーガ クロスオーバーセブン」、アーバンアクティビティをイメージした「XV ハイブリッド」、砂利道の林道などを走った先で楽しむキャンプやカヤック体験をイメージした「レガシィ アウトバック」、森や滝の自然を楽しむ「フォレスター」が展示されている。

 さらに本社ショールームではボルダリングを楽しめるスペースも用意。来場者が実際に体験できるよう設置したもので、6月にはプロ講師を招いた体験イベントを行う。また、スラックライン体験イベントの実施も決定している。同様の「SUVフェス」は、6月6日~7日、13日~14日に販売会社の主要ショールーム184店でも連動イベントを実施する。本社ショールームでの展示に連動して、アクティブライフ空間を展示装飾で表現するという。

 小島氏は、一連の取り組みの最終的な目標を「スバルを選んだことが、豊かな人生のスタートだとお客様に感じていただくこと」と説明した。

アーバンアクティビティを表現した「XV ハイブリッド」
自然に親しむ「フォレスター」
ボルダリング用の設備も設置された

スバル車はアウトドアをされる方が積極的に選ぶクルマ

自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏が登場、小島氏とともにスバルとアクティビティのトークに花が咲いた

 続いてショールームには自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏が登場。河口氏は最近のアクティビティとして、今日ここに来る前にスイミングをしてきたと語り、自転車やマラソンにもハマっていて、東京マラソンと横浜マラソンを走ったことを紹介した。河口氏はこの後、ハワイに移動してホノルルトライアスロンに挑むという。また、小島氏も2年前から河口氏の影響を受け、ランニングや自転車をはじめたというエピソードも明かされた。

 河口氏はスバル車について「アウトドアをされる方が積極的に選ぶクルマで、道具としての優秀性がある」「実際に走らせてみると、走る楽しさや喜びも得られる」と2つの面で特徴があるとし、その特徴の実現には水平対向エンジンやシンメトリカルAWDといった特徴的なメカニズムがあると説明した。また、アイサイトなどの安全支援システムは、スポーツの帰り道にはより安心を提供してくれると解説している。

プロドライバーのレッスンを受けたい

 さらにイベントでは、モデルで歌手のすみれさんが登場。「けっこう好きですね、この空間は」「ショールームだって聞いても忘れちゃうくらい、アウトドア、キャンプに来た感覚。楽しい」と、ショールームで行われているSUVフェスの感想を興奮気味に語った。

 すみれさんは最近のアクティビティについて聞かれると、「アウトドアでハイキングも大好き。ハワイでサーフィン、ボディーボード、パドルサーフィン。最近はダンス、ヨガ、ピラティス……」とさまざまなことに挑戦していると答えた。また、自分が育ったハワイではクルマの運転もしており、クルマで行ってビーチの景色を見ることが大好きだとした。

 河口氏はすみれさんにおすすめのスバル車として「レガシィ アウトバック」を挙げて「身長の高いすみれさんには、無骨な感じで女性が運転してたらかっこいい」と話すと、すみれさんは「子供は最低4人は欲しいので、かっこいいママになりたい」と語った。

 また、すみれさんはアクティブライフ プログラムにプロドライバーのレッスンがあると聞くと「めっちゃやりたい、日本での運転に慣れてないので教えてもらいたいです」と喜び、「ワイルド・スピードを見たばかりで、めっちゃ速くなりたい」と興奮ぎみに語った。

すみれさんが登場。会場の装飾に驚いた様子
現在のアクティビティについて語るすみれさん
河口氏がすみれさんにおすすめのスバル車を提案。「カッコいいママになりたい」というすみれさんと盛り上がる

すみれさんがスラックラインを体験

 イベントでは、アクティブライフの取り組みの1つとして開催を予定しているスラックラインをすみれさんも体験した。アメリカのコロラド州の大会「スラックスラム」で2014年に優勝した早坂航太氏が講師として参加し、早坂氏の指導のもとで体験がスタート。初めての挑戦としては驚くほど良好なバランス感覚を見せたすみれさんに、早坂氏も驚いていた。

スラックラインの体験コーナー。まずは講師として登場した早坂航太氏が実演を披露。ラインの上でジャンプして回転する大技に、会場は多いに盛り上がった
続いてすみれさんも挑戦。早坂氏も驚くほど良好なバランス感覚で、すぐに片足でラインに立てるようになった
ラインの上でポーズを決めるすみれさん。これをすぐにやってしまうのは、ダンスなどの経験者でなければ難しいという
スラックラインの感想を息を切らしながら語るすみれさん。カロリー消費はランニングの倍だそうだ
スバル アクティブライフ コンセプト MOVIE

(正田拓也)