7月の車名別販売ランキング、乗用車は「アクア」が首位、「カローラ」が2位

　自販連（日本自動車販売協会連合会）と全軽自協（全国軽自動車協会連合会）は8月6日、2015年7月の乗用車車名別販売台数と軽四輪車通称名別新車販売速報を発表した。

1万7711台を販売した「アクア」が首位

トヨタ自動車「アクア」

　2015年7月の乗用車車名別販売台数は、「アクア」が1万7711台を販売して首位。2位、3位は5月～6月と順位が変わらず、2位が「カローラ」（1万2089台）、3位が「フィット」（1万1466台）となり、この3モデルが1万台超えとなった。このほかにランキングの動きでは、7月9日に発売された「シエンタ」が前年同月比544.8％の7377台で8位に入っている。また、これまで長きにわたってトップ3圏内に名を連ねてきた「プリウス」（9419台）は、ついに5位に後退。4月のマイナーチェンジで先進安全装備「Toyota Safety Sense C」を導入して商品力を高めたカローラと入れ替わるような状態になっている。

7カ月連続トップの「N-BOX」を僅差で「タント」が追撃

本田技研工業「N-BOX」

　2015年7月の軽自動車車名別販売台数は、「N-BOX」が1万1879台を販売し、1月から続く連続トップを7カ月に伸ばした。2位はN-BOXと176台差の1万1703台で「タント」。タントは2014年11月に「ウェイク」が発売されて以来、同じダイハツ内で台数を分け合う形になって販売台数が落ち込んでいたが、6月、7月と連続して2位をキープし、追撃の姿勢を見せている。一方、ウェイクの販売台数は2702台で12位となった。3位の「ワゴンR」（1万1141台）、4位の「デイズ」（1万1009台）までの4モデルが1万台以上の販売。トップ10にはウェイクに代わり、5月に実施した一部改良で衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を採用して商品力を高めた「スペーシア」（5042台）が入っている。