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WTCC日本ラウンド、ポディウム記者会見での各選手のコメント

2015年9月13日決勝開催

レース2終了後に行なわれた、レース1、レース2合同の記者会見

 9月13日に栃木県茂木町のツインリンクもてぎで決勝レースが行われた「2015 FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ JVC KENWOOD 日本ラウンド」(以下、WTCC日本ラウンド)は、レース1は37号車 Citroen Total WTCC ホセ・マリア・ロペス選手が優勝、5号車 ホンダ・シビックWTCC ノルベルト・ミケリス選手が2位、2号車 ホンダ・シビックWTCC ガブリエーレ・タルクィーニ選手が3位となった(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150913_720966.html)。

 レース2では、18号車 ホンダ・シビックWTCC ティアゴ・モンテイロ選手が優勝、7号車 シボレーRML クルーズ TC1 ヒューゴ・バレンテ選手が2位、12号車 ラーダ ヴェスタ ロブ・ハフ選手が3位という結果になった(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150913_720968.html)。

 今回のWTCC日本ラウンド、レース1、レース2での表彰台獲得ドライバーのコメントは以下の通り。

レース1

ホセ・マリア・ロペス選手(優勝)
レース1を優勝したホセ・マリア・ロペス選手(左)

昨年に引き続いてレース1に勝てたのは嬉しい。レース前から言っていたけど、大事な事はポイントリードを広げることで、今回はレース2で僕もついてなかったけど、イヴァンにも不幸があって74ポイントという大量のリードを持って次の中国上海のレースにいけることは大事なことだ。また、今回はウェイトをかなり積んだ車で戦ったけど、それでも勝てたということも大きいと考えている。

ノルベルト・ミケリス選手(2位)

自分としてはもっといいスタートができると思っていたのだが、ロペス選手のスタートはそれを上回る非常にいいスタートだった。でも、抜かれた後でもいいペースがあれば抜き返せると思っていたが、彼のペースはよくて抜き返すことは出来なかった。ただ、昨日はポールポジションを取れたし、我々が進歩していることは示せたと思っている。大事な事はこれを維持することだ。

 レース2に関しては1コーナーで僕の前でアクシデントがあってそれを避けきれずに、スピンしてしまった。それでほぼ最後尾まで落ちた後7位まで挽回したところで、エンジントラブルが発生してしまった。

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(3位)

レース1ではいいスタートを切り、その後の混乱を活用して3位に上がった。最初の数周はいいペースだと思ったんだけど、同じ車の2位のミケリス選手を抜くことは難しかった、彼はまったくミスをしなかったし。ホンダの地元でのレース1で勝てなかったことは本当に残念で、結局の所昨日の予選2回目でミスしたことが最大の敗因だ。

 レース2では本当に激しいレースだった。マー選手と接触したり、ローブ選手とすごい戦いをして最後の最後のコーナーで順位を失うなんて……。でも、すごく面白いレースでお客さんにも楽しんでもらえたんじゃないかと思う。

レース2

レース2を優勝したティアゴ・モンテイロ選手(左)
ティアゴ・モンテイロ選手(優勝)

日本のレースは、私にとっては二つ目のホームレースだと考えているので、勝てたことは非常に嬉しい。残念ながらエンジンを変えないと行けなくなってレース1ではペナルティを受けることになったけど、ペースはいいことがわかって、レース2ではスタートで前に出たあとはタイヤをマネージメントすることに集中して、それが成功した。これまで、私には多くのアンラッキーが起こってそのたびにポイントを失ってきたけど、今回はそれとは逆のことが起きて嬉しい。ミケリス選手と、タルクィーニ選手がレース1頑張ってくれて、表彰台に上ってくれたりと、ホンダは全体として非常に競争力が上がってきている。開発陣にも、チームにもお礼を言いたいね。

ヒューゴ・バレンテ選手(2位)

2位になれて非常に嬉しい。我々のチームは、他の大きなチームみたいに十分にテストができる訳ではないので、本当にチームにおめでとうといいたい。今週末は最悪のレースになるんじゃないかと思っていたんだけど、スタートから順位を1つ失っただけでゴールできたというのは上出来だと思っている。

ロブ・ハフ選手(3位)

ラーダが非常にいい仕事をしてくれた。昨日の夜にシャシーの修復を行って、その結果戦うことができるようになったんだ。今回2つのすごいレースをできて、特にレース2ではタルクィーニ選手とローブ選手とはいい戦いができたので、表彰台を獲得できたのは本当に嬉しい。

(笠原一輝)