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ルノー、発売2周年を記念する限定車「キャプチャー アニヴェルセル」
パリの“オペラ区”と“アパルトマン”をイメージした計200台を用意
(2016/1/7 20:53)
- 2016年1月7日発売
- 269万2000円
ルノー・ジャポンは1月7日、コンパクトクロスオーバー「キャプチャー」の発売2周年を記念する限定車「キャプチャー アニヴェルセル」を、ボディカラー別に「ルージュ フラムM+ノワール エトワールM」100台、「ベージュ サンドレM+イヴォワール」「ベージュ サンドレM+ノワール エトワールM」各50台の計200台限定で発売した。価格は269万2000円。
キャプチャーの上級グレードとなる「インテンス」をベースとするこの限定車では、ボディカラーにこの限定車のみで選択できる特別塗装色の「ルージュ フラムM」「ベージュ サンドレM」を設定。さらに特別装備としてパイオニア製の8インチSDカーナビを専用センターパネルを使って装着するほか、フロントドアのサイドシル部分に字光式キッキングプレートを装着する。また、キャプチャー インテンスの特徴的な装備となっている「ジップシートクロス」は、「ベージュ サンドレM」のボディカラーを選択した場合に専用の「ロザンジュ ファブリックシート」デザインとなり、合わせてステアリングも「ロザンジュ ステアリング」に変更される。
「ルージュ フラムM」は「パリ 9区」、「ベージュ サンドレM」は「パリ 16区」を表現
発売日の1月7日には都内の販売店で商品説明会が行なわれ、ルノー・ジャポンの代表取締役社長である大極司氏、ルノー・ジャポンのマーケティング部チーフプロダクトマネージャーを務めるフレデリック・ブレン氏の2人が参加。
商品解説を担当したブレン氏は、限定車のイメージモチーフとなったパリについて説明。パリ市内の行政区画はかつて12区で構成されていたが、1860年から周辺の生活圏をパリに組み入れて20区に拡大。この20区はそれぞれに特徴を持っており、このなかから今回の限定車では、特別塗装色の「ルージュ フラムM」でオペラ座やオランピア劇場、プランタン百貨店などが立ち並ぶ「9区」、特別塗装色の「ベージュ サンドレM」で16世紀~18世紀の建築物などを現代に伝える高級住宅街である「16区」を表現していることを紹介。それぞれの区の雰囲気を表現する特別塗装色のほか、乗降時に光で演出する字光式キッキングプレート、大画面の8インチSDカーナビなど20万円相当のアイテムを装着しつつ、ベースモデルのキャプチャー インテンス(267万2000円)から2万円高という魅力的な価格設定であると語った。
また、大極氏は2015年に発売した1回目のキャプチャー アニヴェルセルに続き、今年も記念限定車をリリースするにあたり「これからもこのキャプチャーのアニヴェルセル(フランス語で記念日、誕生日の意味)を祝って、できれば毎年この時期に出していければと思います」と意気込みを語ったほか、2016年になって初の限定車の狙いについて「欧州市場でのキャプチャーはBセグメントのSUVで、おかげさまで大変に売れてナンバー1モデルになりました。現地では開発当初から若者向けのSUVということで、いろいろなアウトドアレジャーを楽しんでもらうことを考えています。しかし、日本においては少し販売コンセプトが異なっています。日本のお客さまではダウンサイザーの人も多く、“フランスのデザインやエレガントさを楽しむ”といった点にフォーカスして購入する人もたくさんいます。そこで今回の限定車でも、もっとフランスのデザインやエレガントさ、パリを思わせるようなコンセプトを導入しました」と解説した。
このほかに2015年の報告として、暦年の販売台数が5082台(速報値)となり、日本市場でのルノー車の年間販売台数が初めて5000台を超えたことを紹介。6年連続で前年を上まわる販売台数を記録したことで積み上げてきた数字であると語り、「5000台というのはインポーターにとって1つのベースになるかなと思います。ここから上はキャパシティの問題などがいろいろと出てきて、まだまだ改革していかなきゃいけないことがたくさんあります。これも含めて、ここからは5000、6000、7000、1万と毎年上げていくつもりでございます」と意気込みを語り、販売店の新VI(ビジュアル・アイデンティティ)導入による改装といった販売戦略を推し進めていくとしている。