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「第43回東京モーターサイクルショー」注目の輸入車&パーツメーカー編
普通二輪免許で運転できる「BMW G 310 R」も展示
(2016/3/30 12:41)
- 2016年25日~27日 開催
3月25日~27日の3日間、東京都江東区にある東京ビッグサイトで「第43回東京モーターサイクルショー」が開催された。
開幕を告知する第1弾の記事では、各国産車メーカーにブースで展示された注目度の高いオートバイを紹介したが、本稿では輸入車メーカーの模様を紹介していこう。
ひと昔前はオートバイの輸入車は少数派という存在だったが、最近は各メーカーのディーラー網が広がったり、アフターサービスの充実が図られたりしたことで、グッと身近に感じられる存在になってきている。それに加えてライダーの年齢層も上がってきているので、より趣味性の高いオートバイが求められる傾向にあり、そこで輸入車が選ばれるケースも増えきた。さらに、その需要に応えるように輸入車ディーラーもラインアップを増やしてきているので、年々需要が伸びる活気のあるジャンルとなっている。
そんな状況だけに各輸入車ブースには数多くの新型車が並んだが、そのなかでも人だかりが多かったのはBMW Motorradが展示した、中型免許で乗れる「G 310 R」だ。日本への導入についてはまだ未定ということだが、リターンライダーや気軽にオートバイに乗りたいという人に人気が出そうだ。
気軽に乗れるという点では、今年は国産、輸入車ともにスクランブラーやカフェレーサーといったストリートカスタムオートバイ風の展示車が多いのが特徴的だった。先ごろ発売されたドゥカティ「スクランブラー」はそのなかでも注目度が高く、展示車の周りには常に人が集まっていた。また、アフターパーツメーカーのブースでも、自社パーツを装着したスクランブラーを展示するところを数件見かけた。もちろん、アメリカン&ヨーロピアンのツアラー系はあいかわらずの人気で、新型車も多数展示されていた。また、少し前に一世を風靡したスーパースポーツはレースマシン的な高性能化に加え、クルマでいうところのスーパーカーのような高級化が進んでいるように思えた。
インディアンモーターサイクル
ハーレーダビッドソン ジャパンのブースでは、「ストリート 750」をベースに行なわれたカスタムプロジェクト「STREET BUILD OFF 2015」の参加車を展示している。このコンテストは日本を代表する5組のカスタムビルダーによって究極のカスタムアート製作を競い合ったもの。作品はハーレーダビッドソン本社のデザインチームが審査を行ない、これまでにもカスタムイベントなどの会場では車両が公開されているが、このような大きなオートバイショーでは初公開になるという。
オートバイメーカーに加え、パーツメーカーも多数出展。ヨシムラブースではサブコンキットの「BAZZAZ」を展示。車種別展開で、スタンダード仕様では最適化された燃調データが入っている。そこからライダーが自分の走りに合わせてセッティングできる。ただし、エンジン保護の観点から点火時期は変更できない。B+COMブースではツーリングやタンデム走行時に便利なBluetoothヘッドセットで実際に通話状況を試すこともできる。
また、屋外駐車場では各メーカーのオートバイの試乗会も開催されたほか、「親子バイク祭り」と題した子供向けのミニバイク試乗会も用意されていた。