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独HERE、欧州販売のトヨタ車向けに地図データを提供

「Toyota Touch 2 with Goマルチメディアシステム」で「MapCare」プログラム採用

2016年5月19日(現地時間)発表

 独HEREは5月19日(現地時間)、欧州市場などで販売されているトヨタ車に搭載される「Toyota Touch 2 with Goマルチメディアシステム」に同社の地図データが採用されたと発表した。

 2016年から新たにコネクテッドサービスに対応するようになったToyota Touch 2 with Goマルチメディアシステムに、同社の「MapCare」プログラムをつうじてユーザーに3年間の無料マップ更新が提供されるようになった。

 MapCareプログラムは2009年にサービスを開始したドライバーが最新地図にアクセスできることを保証するプログラム。これまでに約29の自動車ブランドが参加して、対応する800万台以上の車両が販売されているという。

改良型の「Toyota Touch 2 with Goマルチメディアシステム」が、最新地図データや地図更新を提供するHEREの「MapCare」プログラムに対応(写真は2011年モデルのToyota Touch)

 この発表のなかで、同社のセールス、および業務開発担当シニアバイスプレジデントであるBruno Bourguet氏は「車載ナビゲーションおよびマルチメディアシステムはさまざまなクラスの自動車で必須の機能になっているため、正確でフレッシュな地図データに対するニーズが拡大しています。HEREは、トヨタと協力して、運転をよりスマートで、安全で、楽しいものにできることを誇りに思います」とコメント。

 また、Toyota Motor Europe 製品管理部門ジェネラルマネージャ Jean-Jacques Serraf氏は「トヨタの新しいToyota Touch 2 with Goシステム用にHEREの地図を選んだのは、充実したデジタル地図データベースを備えているからです。HEREは長年のパートナーであり、常にヨーロッパのトヨタ車に高品質な地図を提供しています」としている。

(編集部:佐久間 秀)