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ちょっと写真で見る ホンダ「N-WGN」「N-WGNカスタム」(2代目/2022年9月マイナーチェンジ)

2022年9月22日 発表

マイナーチェンジしたN-WGN Custom(左)とN-WGN(右)。※N-WGNは特別仕様車「STYLE+ BITTER」

 本田技研工業は9月22日、軽ワゴン車の「N-WGN(エヌワゴン)」をマイナーチェンジして9月23日に発売すると発表した。N-WGNは初めてクルマに乗る人から、普通車からのダウンサイザーまで幅広いユーザーを対象としたクルマで、初代は2013年に登場。そして2019年に2代目へとフルモデルチェンジが行なわれ、今回は2代目初のマイチェンとなる。

 マイチェンの主な内容は、新色の追加と「N-WGN Custom(エヌワゴン カスタム)」のエクステリアデザインの変更、シート表皮変更、さらに10周年記念ブランド「N STYLE+(エヌスタイルプラス)」を冠した特別仕様車「STYLE+ BITTER(ビター)」が追加されるというもの。

N-WGNの開発責任者である本田技研工業株式会社 四輪事業本部 ものづくりセンター 諫山博之氏
軽乗用車の市場。N-WGNも属する軽ハイトワゴンが約4割を占めている
N-WGNの歴史と販売台数の推移。2013年に初代がデビュー。2019年後半に現行型にモデルチェンジされた
N-WGNのユーザー層。ファミリー世代はN-BOXを選ぶ傾向で、独身や子離れ層に購入されている

N-WGNは新色追加、N-WGN Customはフロントグリルを刷新

 では、マイナーチェンジしたN-WGNを順に紹介していこう。まずは標準車のN-WGNに追加された新色から。新たに設定されるのは新型ステップワゴンにも採用されている「フィヨルドミスト・パール」と「プレミアムサンライトホワイト・パール」の2色(有料色)で、従来の「フレームレッド」「プラチナホワイト・パール」「ルミナスシルバー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」とあわせて全6色展開となった。グレードは「G」と「L」そして「L回転シート」の3つ。撮影車のグレードはL。

新色のフィヨルドミスト・パール。ミラーカバーもボディ同色。そのほかプレミアムサンライトホワイトパールも新設定
新型N-WGNの価格は129万8000円~170万2800円
グリルやモールなどの変更はない
アイボリー×ブラウンのインテリアカラーは先代モデルを踏襲。装備類にも変更や追加はない
Honda SENSINGには新たに「急アクセル抑制機能」を追加。工場出荷時は機能はオフになっているので、必要であれば販売店でONに設定する。この機能が作動しているときはマルチインフォメーションディスプレイにこのような表示が出る
踏み間違い事故はブレーキペダルから足を離し、クリープで移動したあとに停車しようとした際に起こる傾向なので、「急アクセル抑制機能」はブレーキペダルから足を離して3秒経つと機能する設定。猶予が3秒あるので通常の発進には支障が出ないとしている
N-WGN Customはスポーティでより上質になった新デザインのフロントグリルへ変更。またグリルやガーニッシュ、アンテナなどがブラック塗装。N-WGN Customにはターボモデルも設定される。価格は164万8900円~188万2100円
ボディカラーは画像のトワイライトミストブラック・パールとメテオロイドグレー・メタリック、プレミアムサンライトホワイト・パールの3色が新色(すべて有料色)。ほかは従来からのミッドナイトブルービーム・パール、プラチナホワイトパール、クリスタルブラック・パールが設定される
N-WGN Customではガーニッシュ類がブラック塗装
ドアノブやメッキモール類はダーククローム仕上げ
15インチアルミホイールは新デザイン。ブラック塗装+切削仕上げ。シックなデザインとなっている
N-WGN Customのインテリア。インパネまわりやドアまわりのカラーは変更ない
シート表皮にはしっとりした質感と汚れやしわに強い機能性を併せ持つ「プライムスムース」を採用
N-WGN Customはドルフィン形状のアンテナを採用
N-WGNのアンテナは従来の棒タイプ
「N STYLE+」シリーズの第3弾が「N-WGN STYLE+ BITTER」というモデル。ボディカラーは専用色のブリティッシュグリーン・パールのほか、プレミアムアガットブラウン・パール、ミッドナイトブルービーム・パール、プレミアムサンライトホワイトパール、プラチナホワイトパール(以上4色は有料色)、そしてクリスタルブラック・パールとなる
価格は154万9900円(FF)と168万3000円(4WD)
加飾部はボディカラーのイメージにあわせてクロームメッキとしている
ミラーカバーはボディカラーに合わせてメタルスモークとブラックがある
14インチスチールホイールにはグレーメタリック/ブラックの2トーン塗装のカバーを装着
インテリアカラーはチャコールとなる
N-WGN STYLE+ BITTERのインテリア。シート表皮はプライムスムースとトリコットのコンビとなる
リアシートのスライド量なども変更なし。シート表皮は前席と同じくプライムスムースとトリコットのコンビを採用
Nシリーズ10周年記念ブランド「N STYLE+」は、第1弾がN-BOX、第2弾がN-ONE、今回のN-WGNが第3弾となる。写真は第2弾のN-ONEの特別仕様車「STYLE+ URBAN」。ボディカラーは専用色のガーデングリーン・メタリックで、そのほかにも4色ある。価格は167万9700円(FF)と181万2800円(4WD)