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写真で見る 世界限定150台のメルセデス・マイバッハ「リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブロー」

2023年1月26日 発表

5600万円

メルセデス・ベンツ日本が発表したメルセデス・マイバッハブランドの特別仕様車「リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブロー」。世界限定150台の販売で日本へは13台が割り当てられる

 メルセデス・ベンツ日本は1月26日、メルセデス・マイバッハブランドの特別仕様車「Limited Edition Mybach by Virgil Abloh(リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブロー)」を発表した。

 リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブローは、世界限定150台(日本向けは13台)で、1月26日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて予約注文(応募多数の場合は抽選)の受け付けを開始する。予約の受付期間は2023年2月26日までで、当選者への納車は2023年5月以降と案内されている。

 価格は5600万円で、新車購入から3年間は一般保証修理、定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)、24時間ツーリングサポート、カーナビゲーションの地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。また、メルセデス・ケアの終了後も引き続き2年間の一般修理、定期整備、24時間ツーリングサポートが利用できる「メンテナンス&保証プラス」が有償のプログラムとして用意されている。

世界限定150台発売、日本向け13台のメルセデス・マイバッハ「リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブロー」
外装色は「Project MAYBACH」と同じくコロラドベージュ(ソリッド)/オブシディアンブラック(メタリック)という専用色
フロントビュー。ボディカラー以外はマイバッハS680 4MATICと同じ
メルセデス・ベンツ Sクラスロングホイールモデルよりさらに180mm長い3395mmのホイールベース。全長は5470mm
リアビューもボディカラー以外はマイバッハS680 4MATICと同じだ

 リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブローは、2021年に逝去したメルセデス・マイバッハのパートナー、ヴァージル・アブロー氏(アーティスト、建築家、クリエイティブディレクター、ファッションデザイナーなど)とメルセデス・ベンツグループのチーフデザインオフィサーであるゴードン・ワグナー氏と連携してデザインした「Project MAYBACH」という未来の電気自動車のショーカーを源とする特別仕様車。

ヴァージル・アブロー氏がデザインした「Project MAYBACH」とは、都市志向であったマイバッハブランドをオフロードシーン向けに仕立てた2シーターの電動オフロードクーペ
ボンネットにはクリアのシールドの奥に、発電用ソーラーパネルが配置される
「Project MAYBACH」のインテリア。2シーターモデルとなっている

 リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブローは、メルセデス・ベンツ Sクラスのロングホイールベースモデルを、居住性拡大を目的にさらに180mm延長したマイバッハS680 4MATICを元にした車両で、リアドアは電動開閉式であり、車内に入るノイズを抑えるアクティブロードノイズキャンセレーション機能など、ショードリブンとしての快適性、静粛性を追求。インテリアもラクジュアリーを極めたものとなっている。

 エンジンは、マイバッハS680 4MATICに搭載されているV型12気筒6.0リッターツインターボと同じで、最高出力は450kW(612PS)/5250-5500rpm、最大トルクは900Nm/2000-4000rpmとなっている。組み合わされるトランスミッションは9G-TRONIC、駆動方式は4輪駆動システムの4MATICを採用している。

メルセデス・ベンツ伝統の塗色といえるオブシディアンブラックに「Project MAYBACH」と「リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブロー」に使われるコロラドベージュの2トーン
V型12気筒6.0リッターツインターボエンジンを搭載。最高出力は450kW(612PS)/5250-5500rpm、最大トルクは900Nm/2000-4000rpmを発生
20インチの鍛造ディッシュホイールは専用のコロラドベージュペイント
タイヤはブリヂストンの「トランザ T005」で、サイズは255/40R20

 インテリアのデザインも特徴的で、配色はエクステリアと同じツートーンカラーを採用。各シートとステアリングホイール、ドア、ダッシュボード下部、ルーフライナーにはブラックとサンドカラーのナッパレザーが使われる。また、このレザーにはサンドカラーの装飾トリムとストリップが施されている。

 そしてフロアマットは毛足の長いハイパイル仕様で、メルセデス・マイバッハのロゴがブラックにサンドカラー・レザーの縁取りと刺繍によって入れられている(展示車は非装着)。さらにセンターコンソール、リアクッション、ヘッドレスト、ステップカバーにはメルセデス・マイバッハとヴァージル・アブローのロゴがあしらわれている。

 メーターまわりのデザインは、ベースとなったSクラスと同じだが、現在のメルセデス・ベンツ車に搭載されるインフォテイメントシステムであるMBUX(Mercedes Benz User Experience)は「リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブロー」専用のメニュー画面を持つ仕様で、音響はBurmesterハイエンド4Dサラウンドサウンドシステムも採用している。

シート、ドア、ダッシュボード下部、ルーフライナーはブラックとサンドカラーのナッパレザー。ステアリングホイールはウッド&ナッパレザー
3Dコクピットディスプレイ
センターコンソールのMBUX操作パネル。メニュー画面にはロゴのほか、ユーザーアイコンに ヴァージル・アブローが展開しているアパレルのパーカーを着るアイコンが追加されている
センターコンソールにあるメルセデス・マイバッハとヴァージル・アブローのロゴ入りプレート。シリアルナンバーが入る
ドアステップカバー
ロゴ入りのヘッドレストは4脚ともに付く
運転席(左ハンドル)
助手席
ダッシュボード前面もシートなどと同色の仕上げとなる
ドアトリムにもエクステリアと同じサンドカラーのナッパレザーが使われる。Burmesterハイエンド4Dサラウンドサウンドシステム用のスピーカーを装着している
リアドアにもBurmesterハイエンド4Dサラウンドサウンドシステム用のスピーカーを装着。なお、トランク内にはウーファーがセットされている
リアシート。センターのアームレスト部にはMBUX操作タブレットがセットできる
センターコンソールにはワインなどを冷やしておくための冷蔵庫が設置される。これはトランク側から見たところ
カップホルダーのほかにワイングラス用のホルダーもある
リアシートは約43度リクライニングし、レッグレストは約50度アップする
こちらがリクライニングを起こして、オットマンを格納した状態
リア席用のMBUXモニターを完備
ルーフはパノラミックスライディングルーフ

 リミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブローを購入したユーザーに対してメルセデス・マイバッハとヴァージル・アブローのロゴが入ったサンドカラーナッパレザー張りの特製ウッドボックスがプレゼントされる。このボックスには1/18サイズのレプリカモデルカーと2個のキー、カラビナフックが収められているとのことだ。ほかにはメルセデス・マイバッハとヴァージル・アブローロゴをあしらったボディカバーも提供される。

 このリミテッド エディション マイバッハ バイ ヴァージル アブローは、1月27日~2月7日まで東京都中央区銀座5丁目にある「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」で展示している。関西地区では2月10日~2月19日の期間に大阪市北区にある「メルセデスミー大阪」で展示される予定。また、Project MAYBACHは1月27日~2月20日の期間、東京都港区六本木にある「メルセデスミー東京」にて展示される。

 どの会場も見学は自由だが、感染症予防の観点から密になるを避けるため、来店前は電話にて連絡をして欲しいとのことだった。

1月27日~2月7日まで東京都中央区銀座5丁目にある「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」で展示されている
店内にはメルセデス・マイバッハ GLSも展示される