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写真で見る ルノー「アルカナ E-TECH エンジニアード」
2023年5月2日 09:00
ルノー「アルカナ」は5ドアクーペボディを持つスタイリッシュなSUV。ボディサイズは4570×1820×1580mm(全長×全幅×全高)と全高が低く抑えられているのに対し、最低地上高はSUVらしい実用性を確保するべく200mmを確保しているのが特徴となる。
日本国内では2022年5月に発売が開始され、同年12月には1.33リッターターボエンジンを核としたマイルドハイブリッドモデルとなる「R.S.LINE MILD HYBRID」を追加。そして、この春、新たに設定されるのが、今回紹介する「E-TECH ENGINEERED(エンジニアード)」だ。今後、アルカナはハイブリッドモデルがE-TECH エンジニアード、マイルドハイブリッドがR.S.LINE MILD HYBRIDと、それぞれ1グレードずつでの販売となる。
E-TECH エンジニアードはフルハイブリッドを搭載する従来モデルをベースに、専用の内外装でドレスアップを図るとともに、9スピーカーを備える「BOSEサウンドシステム」が追加されている。
パワートレーンは、ルノーが独自に開発したフルハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID」を搭載する。このシステムは駆動用のメインモーター(36kW/205Nm)に加え、15kW/50Nmを発生するHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)と2つのモーターが搭載されているのが特徴で、69kW(94PS)/148Nm(15.1kgm)を発生する4気筒1.6リッター自然吸気エンジンおよびドッグクラッチマルチモードAT、1.2kWh(250V)の駆動用バッテリを組み合わせることで、ダイレクトかつスムーズなドライブフィール、そしてWLTCモード燃費で22.8km/Lをマークする省燃費性能を実現している。
外装面では随所にブリリアントブラックのアイテムを配置しているのがポイントとなる。具体的には前後のエンブレムをはじめフロントグリルガーニッシュ、前後のスキッドプレート、リアスポイラーといった目立つ部分がそれで、加えて視線を引き付けるウォームチタニウムカラーのF1ブレード、サイドプロテクションモールフィニッシャー、ツインエキゾーストフィニッシャーを配置。ブリリアントブラックにより引き締まった印象を与えるとともに、効果的に配置されたウォームチタニウムカラーがクーペらしい華やかさを加えているのだ。
ブラックを基調とした内装にもウォームチタニウムカラーのステッチやベゼルなどが随所に配置されている。スポーティさを強調したモデルではレッドやシルバーといったステッチを採用することが多いが、色味を抑えつつしっかりと存在を主張するこのカラーは上質さの演出に一役買っている。
グレードは1種類のみで価格は469万円。ボディカラーは新色の「グリ メタル メタリック」のほか、「ノワール メタル メタリック」「ブラン ペルレ メタリック」の3色が用意される。