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写真で見る ルノー「アルカナ E-TECH エンジニアード」

新たな主力グレードとなるE-TECH エンジニアード

 ルノー「アルカナ」は5ドアクーペボディを持つスタイリッシュなSUV。ボディサイズは4570×1820×1580mm(全長×全幅×全高)と全高が低く抑えられているのに対し、最低地上高はSUVらしい実用性を確保するべく200mmを確保しているのが特徴となる。

 日本国内では2022年5月に発売が開始され、同年12月には1.33リッターターボエンジンを核としたマイルドハイブリッドモデルとなる「R.S.LINE MILD HYBRID」を追加。そして、この春、新たに設定されるのが、今回紹介する「E-TECH ENGINEERED(エンジニアード)」だ。今後、アルカナはハイブリッドモデルがE-TECH エンジニアード、マイルドハイブリッドがR.S.LINE MILD HYBRIDと、それぞれ1グレードずつでの販売となる。

 E-TECH エンジニアードはフルハイブリッドを搭載する従来モデルをベースに、専用の内外装でドレスアップを図るとともに、9スピーカーを備える「BOSEサウンドシステム」が追加されている。

 パワートレーンは、ルノーが独自に開発したフルハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID」を搭載する。このシステムは駆動用のメインモーター(36kW/205Nm)に加え、15kW/50Nmを発生するHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)と2つのモーターが搭載されているのが特徴で、69kW(94PS)/148Nm(15.1kgm)を発生する4気筒1.6リッター自然吸気エンジンおよびドッグクラッチマルチモードAT、1.2kWh(250V)の駆動用バッテリを組み合わせることで、ダイレクトかつスムーズなドライブフィール、そしてWLTCモード燃費で22.8km/Lをマークする省燃費性能を実現している。

 外装面では随所にブリリアントブラックのアイテムを配置しているのがポイントとなる。具体的には前後のエンブレムをはじめフロントグリルガーニッシュ、前後のスキッドプレート、リアスポイラーといった目立つ部分がそれで、加えて視線を引き付けるウォームチタニウムカラーのF1ブレード、サイドプロテクションモールフィニッシャー、ツインエキゾーストフィニッシャーを配置。ブリリアントブラックにより引き締まった印象を与えるとともに、効果的に配置されたウォームチタニウムカラーがクーペらしい華やかさを加えているのだ。

 ブラックを基調とした内装にもウォームチタニウムカラーのステッチやベゼルなどが随所に配置されている。スポーティさを強調したモデルではレッドやシルバーといったステッチを採用することが多いが、色味を抑えつつしっかりと存在を主張するこのカラーは上質さの演出に一役買っている。

 グレードは1種類のみで価格は469万円。ボディカラーは新色の「グリ メタル メタリック」のほか、「ノワール メタル メタリック」「ブラン ペルレ メタリック」の3色が用意される。

撮影車両のボディカラーはグリ メタル メタリック
1580mmの全高と比較して最低地上高が200mmと高く設定されている
ブラックアウトされたグリルにウォームチタニウムのF1ブレードが映える
フェンダー部にも両カラーのコンビネーションアクセントを用意
ボディサイドのプロテクションモールも同様
リアまわり。ブリリアントブラックのリアスポイラーを装着
リアエンブレムもブリリアントブラック
ウォームチタニウムのエキゾーストフィニッシャーを採用
ルーフ上にもワンポイント
ノワール メタル メタリック。専用パーツはどのカラーでも同一だが印象はそれぞれのカラーで大きく異なる
こちらはブラン ペルレ メタリック
ヘッドライトの点灯パターン。ヘッドライトはLEDが標準でデイタイムランプやオートハイ/ロービーム機能が備わる
リアコンビランプの点灯パターン。リアコンビランプもLED
直列4気筒1.6リッターエンジンによるハイブリッドシステムを搭載。WLTCモード燃費は22.8km/L
燃料は無鉛プレミアムガソリン仕様。タンク容量は50L
タイヤサイズは前後とも215/55R18。撮影車両はクムホのコンフォート系モデル「エクスタ HS51」を装着
インテリアはブラックを基調にウォームチタニウムのライン加飾が入っている
ステアリングはステッチやベゼルにウォームチタニウムとブリリアントブラックを組み合わせた専用のレザータイプ
トランスミッションはドッグクラッチマルチモードAT
アルミペダルを標準装備
メーターパネルは10.2インチのフル液晶タイプ
中央に1眼を大きく表示するモードも用意。SPORTモード時
こちらはECOモード時
走行モードは3タイプから選択できる
カップホルダーベゼルやシートステッチにウォームチタニウムカラーを採用
助手席側のサイドポケットもウォームチタニウムカラーに
インパネ下部にUSB端子やAUX-IN端子を用意。スマートフォン用のワイヤレスチャージャーも標準装備
シート表皮はレザーとスエード調のコンビネーションでステッチにウォームチタニウムカラーを採用した専用タイプ。シートヒーターも標準となる
9スピーカーを備えるBOSEサウンドシステムを標準装備。ドアトリムにもウォームチタニウムステッチを採用
専用のキッキングプレート
リアシートは6:4分割可倒式。こちらもフロント同様の表皮やステッチを採用
リアドアトリムも同様
フラットなラゲッジスペース。6:4分割可倒式リアシートとの組み合わせで積載性は高い