写真で見る
写真で見る ジャガー「Fタイプ R AWD クーペ」2016年モデル
(2015/12/1 00:00)
ジャガー「Fタイプ クーペ」のラインアップ中、最も高価となるモデルが「Fタイプ R AWD クーペ」。シリーズ最強のパワーユニット、スーパーチャージャー付き V型8気筒 5.0リッターエンジンの搭載に加えて、すべてのホイールを駆動する4WDモデルとなる。
Fタイプ クーペのパワーユニットはすべてスーパーチャージャー付きで、V型6気筒 3.0リッターエンジンが出力によって2種類あり、それに加えてV8エンジン1種類の合計3種類。グレードは、V6エンジンを搭載する標準モデルと高出力モデル「S」の2タイプ、V8エンジン搭載モデルは「R」と4輪駆動モデルの「R AWD」の2タイプが用意され、計4タイプとなっている。
その中でも最強グレードとなる「Fタイプ R AWD クーペ」は、2016年モデルから登場。搭載されるV型8気筒 5.0リッターエンジンのスペックは、スーパーチャージャーを採用することで、最大出力は550PS(405kW)、最大トルクは680Nm。トランスミッションは8速ATを組み合わせ、他のグレードは後輪駆動だが、「Fタイプ R AWD クーペ」に限ってはフロントも駆動する4輪駆動となっている。
ボディーはジャガーお得意のアルミボディー。サイズは4470×1925×1315mm(全長×全幅×全高)、重量は1860kg。AWDモデルと他のモデルの違いは特になく、カタログ上の全幅はAWDモデルとV6エンジンを搭載する「S」グレードが1925mmで、その他のグレードが1923mmと誤差程度の違いしかない。
走りのメカニズムでは、車体の動きやピッチロール比を毎秒100回測定してダンパー設定を連続して調整する「アジャストアダプティブダンピング」、「R」に標準装備される「トルクベクタリング」など装備し、撮影車はさらに「カーボンセラミックブレーキ」をオプションで装備している。
外見上の特徴では、ボンネットにあるベントの部分がAWDモデルだけボディー同色ペイントがなされていて2WDモデルとは異なっている。さらにリアのエンブレムに「AWD」と書かれているぐらいで、AWDとして違う点は少ない。
なお、Fタイプのシリーズ全体でも外見上の違いはほとんどなく、エンブレムのほかは、V6エンジン搭載車のエクゾーストパイプがセンターに2本出しのところ、V8エンジン車は左右のそれぞれ2本の合計4本出しになる程度となっている。